異議申立を行った結果、握力低下の後遺障害認定が認められた事例

弁護士法人ALGに依頼した結果
賠償金額	未提示	→	約700万	適正な賠償額を獲得
後遺障害等級	認定前	→	１２級	認定をサポート

依頼者：男性４０代，バス運転手

事故状況：依頼者が信号機のない交差点を車で直進していたところ，一時停止をせずに当該車線に進入してきた加害者車両と衝突して，依頼者の車は横転した。

傷病名：頚椎捻挫，腰椎捻挫，肋骨骨折，右中指伸筋腱亜脱臼（症状固定後に追加）

争点：症状固定後，後遺障害申請を行ったが頚部，腰部の１４級の認定にとどまった。右手握力の低下について，後遺障害等級が認められるかが争点となった。

依頼者の握力低下について，主治医に相談したところ，握力低下の原因は右中指伸筋腱亜脱臼（通称ボクサーズナックル）と呼ばれる傷病であることが発覚した。

主治医は「画像上，何も症状の出ない特殊な傷病」のため，当初の診断書には記載していなかったが，全ての診断書に右中指伸筋腱亜脱臼の追記を依頼した。

その後，依頼者と打ち合わせを行い，実際に右手指を曲げて拳を作る際に，指を伸ばす腱が横にずれて，弾発音とともに痛みが生じる様子を動画に撮影した。

以上の活動を行い，異議申立を行った結果，後遺障害１２級の認定が認められた。

その後，示談交渉を行い，既払金を除いて約７００万円の賠償金を受領して示談合意に至った。

後遺障害等級認定