逸失利益について保険会社と対立したが、弁護士の粘り強い交渉で1185万円を得た事例

本件事故状況は、ご依頼者様が信号のない横断歩道を横断中に、一時停止をせず右折してきた相手方車両に轢かれたというものであり、過失に争いが生じるものではございませんでしたが、相手方保険会社との対応、適正な賠償額を得るための交渉を弁護士に依頼したいとのことで相談され、弊所で対応することとなった案件です。

約9か月の治療が終了し、後遺障害認定申請をしたところ、左脛骨・腓骨遠位端骨折に伴う左足関節の機能障害については、その可動域が健側（右足関節）の可動域角度の3/4以下に制限されていることから、「1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」として、12級7号が認定されました。

上記後遺障害認定結果をふまえ、相手方保険会社に、自賠責保険金224万円とは別に約1260万円を請求したところ、相手方保険会社からは傷害慰謝料、後遺障害慰謝料については満額の回答がありましたが、逸失利益算定における基礎収入及び労働能力喪失期間が争点となりました。

このように、当初は、逸失利益についてかなりの争いがありましたが、弁護士が粘り強い交渉を行った結果、逸失利益についても相応の損害が認定され、最終的に自賠責保険金224万円とは別に約1185万円で示談することができました。