相手方から無過失を理由に治療費対応を拒まれながらも、担当弁護士のサポートにより後遺障害等級併合9級の認定を受け、訴訟で賠償金約800万円の支払いを受ける和解を成立させた事例

依頼者がバイクを運転していたところ、相手方の車両に衝突され、路上へ転倒させられたという事故態様でした。
依頼者は、母趾基節骨開放骨折等の傷病を負い、約9ヶ月間の通院治療を受けることとなりました。
相手方は事故直後から治療費の負担を拒んできたことから、依頼者は、専門家に委ねた方が良いとお考えになり、弊所にご依頼されました。

担当弁護士は、依頼者の傷病が症状固定を迎えた後、依頼者の各通院先から必要書類を収集し、後遺障害等級認定申請を行いました。
申請の結果、依頼者の症状について後遺障害等級併合9級（足指の欠損障害10級9号、足指の機能障害12級12号）が認定されました。
担当弁護士は、後遺障害等級の結果を踏まえて、相手方との交渉に臨んだものの、相手方は自らの無過失を主張して支払いを拒んだため、訴訟手続（裁判）に移行することにしました。
訴訟では過失割合と損害額が争いとなりましたが、具体的な資料に基づいた主張を展開したところ、裁判所から和解案として、過失割合については依頼者：相手方＝7：3との見解が示され、損害額についてはほぼ当方の主張どおりの見解が示されました。
調整の結果、最終的に、既払い分を除いて約800万円の賠償金を支払ってもらう内容の和解が成立しました。 後遺障害等級認定