メール相談受付

お電話でのご相談受付全国対応

今すぐ電話相談

0120-790-073

24時間受付・年中無休・通話無料

相談受付全国対応

24時間受付・年中無休・通話無料

0120-790-073

感染症対策のため来所不要の電話相談実施中

むちうちの症状と後遺症

弁護士法人ALG 執行役員 弁護士 谷川 聖治
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員

「むちうち」とは、比較的よく耳にする傷病名だと思います。しかし、外見からはその症状を汲み取ることが難しく、交通事故の示談交渉においても争点となることが多いです。 交通事故によるむちうちの症状に悩まされているにもかかわらず、相応の賠償を受けられないのは避けるべきことです。ぜひ、そのような事態を回避するためにも本ページをご覧ください。

交通事故後、首が痛い(首の痛みが続く)ときにやるべきこと

交通事故の衝撃により、重い頭を支えている首に大きな負担がかかり、首が痛くなる場合があります。しかし、交通事故直後は興奮状態にあるため、痛みを感じにくくなっていることや、首の痛みは見た目ではわかりにくいこともあり、事故直後には症状に気づかず、事故から時間が経過した後に症状が分かるケースも多々あります。 代表的な傷病が、「むちうち」ですが、首の痛みを軽くみてはいけません。まずは病院に行って治療を受けましょう。

むちうちとは

むちうち(頚椎捻挫)とは

交通事故による「むちうち」は、正式な傷病名ではなく、頚椎捻挫、外傷性頚部症候群等と診断される症状をいいます。自動車に乗車中、後ろから急に追突されたり、急停車したりして、重い頭部が前後に揺さぶられることにより首に不自然な力が加わり、鞭がしなるように首が動くことから「むちうち」とよばれています。身構えていない状態で起こるので、軽微な交通事故でもむちうちとなる可能性は十分にあります。 むちうちは、症状が重くなると、脊髄損傷による排泄・五感への支障、高次脳機能障害が生じることもありますが、多くの場合レントゲン等の他覚的所見によって証明することが難しく、自覚症状の訴えのみとなるため、他の怪我に比べて軽症ととらえられてしまう傾向にあります。

横から衝突された場合も、むちうちになる可能性がある

むちうちになるのは、追突された場合だけとは限りません。横からの衝撃でもむちうちになる可能性があります。横や斜め方向からの衝突の場合、追突よりも複雑な損傷を受ける可能性があり、症状が重くなる傾向にあります。

むちうちの種類と症状

むちうちにはいくつかの種類と症状があり、首の痛みや痺れだけでなく、症状が重いと、膀胱・直腸障害で排尿・排便に支障が出たり、脳脊髄液が漏れて視覚・聴覚・味覚等に支障が出たり、記憶・認知能力の低下等、高次脳機能障害が生じるような場合もあります。

頚椎捻挫型

むちうち、と診断された方の7~8割の方が、この頚椎捻挫型に分類されます。 傷病名としては、頚部捻挫、外傷性頚部症候群にあたります。首を固定する筋肉や靭帯の軟部組織を損傷し、炎症を起こしている状態をいいます。筋肉が極度に緊張することによる、肩こり、首や背中への痛み、首の可動域が狭くなる等が主な症状です。

根症状型

傷病名としては、頚部捻挫、頚椎挫傷、外傷性頚部症候群といった頚椎捻挫型と重なるものから、頚椎神経根症、頚椎椎間板ヘルニア等にあたります。 脊髄に負荷がかかり、神経根が引き伸ばされたり、圧縮されたりして、首や腕の痛み、痺れだけでなく、体に力が入りにくくなったり、顔面や後頭部に痛みを感じたりもします。

バレリュー症状型

交通事故時の衝撃が強く、自律神経まで傷ついてしまった状態を、バレリュー症候群、または後頚部交感神経症候群ともいいます。自律神経の乱れにより、頭痛、吐き気、耳鳴り、めまい、不眠等の症状として体調に現れ、首や腕、後頭部、肩甲骨にかけて痛みが及ぶことも多いです。 バレリュー症状型の場合は、整形外科での治療の他に、ペインクリニック(主に疼痛を訴える患者に対し、麻酔科医が診療を行う)にて星状神経節ブロックという治療を行う必要があります。症状が交通事故からある程度の時間経過して発症する場合もあります。

根症状、バレリュー症状混合型

傷病名としては、根症状型にみられる頚部捻挫、頚椎挫傷、外傷性頚部症候群、頚椎神経根症、頚椎椎間板ヘルニア等にあたりますが、症状としては、バレリュー症状型にみられる頭痛、吐き気、耳鳴り、めまい、不眠、首から手指にかけての痛み、痺れ等になり、故に混合型と分類されています。 整形外科とペインクリニックの並行治療が望ましいです。

脊髄症状型

傷病名としては、脊髄不全損傷、頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、頚髄症、脊椎管狭窄症、後縦靭帯骨化症等にあたります。 脊髄損傷による体の麻痺や知覚障害、下肢に伸びている神経への損傷による歩行障害等、症状は多岐にわたり、むちうちの分類の中では最も重症なケースで、完治は難しいとされています。

むちうちの平均治療期間はどれくらい?

前提として、むちうちの平均治療期間は、一概にこのくらいであると断言できません。というのも、個人差があること、症状の程度に違いがあること等が影響するためです。 一概にむちうちといっても、年齢や骨格、筋肉量には個人差があるため、個々人によって痛みやしびれ等の感じ方といった症状が異なる場合があります。また、軽症の方と重症の方とでは、治療に要する期間が増減することは容易に想像がつくでしょう。 一般的には、「DMK136」というフレーズがあるように、むちうちの平均治療期間として3ヶ月とする指標はあります。ただし、あくまでも目安であり、軽症の場合は数日程度、重症の場合は年単位の治療期間を要し、中には完治に至らずむちうちの症状が後遺症として残ってしまう場合もあります。 また、交通事故によるむちうちの治療経験が乏しい医師・医療機関の場合、適切な診断がなされず治療期間が早まってしまうおそれもありますので、治療先は慎重に選択するようにしましょう。

むちうちの治療方法

むちうちの主な治療先として、整形外科と整骨院(接骨院)があります。 一見、違いがわかりづらいですが、整形外科では医師免許をもつ医師が治療にあたり、整骨院では国家資格である柔道整復師が施術にあたります。 それぞれにおいて受けられる治療方法が異なりますので、治療の注意点と合わせて、以下で詳しく解説します。

むちうちの治療方法

保険会社は3ヶ月程度で治療費の打ち切りを打診してくることが多い

むちうちはなぜ治療費を打ち切られやすいのか

むちうちは軽微な交通事故でもなり得るため、症状も同様に軽傷ととらえられる傾向にあります。また、他覚所見がない場合がほとんどであることから、心因的なものや既往症なのではないかという嫌疑をかけられることもあります。そのため、保険会社は3ヶ月を目安に治療費の打ち切りを打診してくることが多いです。 仕事等で忙しく通院したくてもできなかった場合や、治療内容がマッサージのみである場合にも、「通院しなくても良い程度の症状である」「マッサージで和らぐほど症状が軽微なものである」ととらえられてしまい、治療費を打ち切られてしまいかねないので、適切な通院頻度と治療が必要になります。

むちうちの適切な通院頻度はどれくらい?適切な治療って何?

むちうちの治療頻度は目安として「3日に1度」、くわえて医師の指示に従って行うのが適切であるといえます。 症状の程度に見合わない過剰な通院は、相当性が疑われ、治療費や慰謝料が減額・否定されたり、後遺障害等級が非該当と判断されたりするおそれがあります。また、なんらかの事情により通院頻度が極端に少ないと、むちうちの発症の事実が疑われ、損害賠償請求や後遺障害等級認定において不利にはたらくおそれもあります。 また、適切な治療としては、整形外科・整骨院のいずれにおいても「治療の必要性が認められる」ことが重要です。例えば、「事故直後からむちうちの症状に一貫性がある」「医師も治療の必要性を診断している」「適切な検査を受けている」等を証明できるようにしておきましょう。

マッサージとみなされるもの 適切な治療として認められるもの
整形外科 頚椎カラー
消炎鎮痛剤の投与
運動療法
温熱治療
電気療法
整骨院(接骨院) 手技療法 物理療法
首の牽引
テーピング療法
運動療法

治療費を打ち切られてしまったら

保険会社から治療費を打ち切られてしまうと、自費で通院をしなければならないため、途中で治療を止めてしまう方が多くいらっしゃいますが、主治医の協力を得て保険会社に対し治療継続の主張をするか、健康保険を利用して自費での通院に切り替え、治癒または症状固定まで通院するようにしましょう。打ち切られた後の通院期間が、必要な治療期間だと認められた場合は、治療費を後から示談金として一括で支払ってもらうこともできます。後遺障害等級認定は、症状固定時に残っている症状について後遺障害に該当するかどうか判断をするので、治癒または症状固定と診断されるまで、継続して通院する必要があります。 国民健康保険の場合でも、保険組合や市町村に対し「第三者行為による傷病届」を提出することで、交通事故の治療にも適用してもらうことができます。

第三者行為による傷病届のメリットと治療の継続について

後遺症が残ってしまったら

後遺症が残ってしまった場合は後遺障害等級認定を受けることになります。認定を受けると、入通院慰謝料の他に、等級に応じた後遺障害慰謝料を受け取ることができるようになります。

むちうちの症状固定 | 慰謝料に影響する症状固定時期との関係

むちうちで認定される可能性のある後遺障害等級と認定基準

12級13号

自賠法では「局部に頑固な神経症状を残すもの」と定めており、画像所見において神経部分や脊髄への圧迫が明らかに確認できる等、他覚所見、神経学的所見が自覚症状と一致し、医学的に証明できることが要件となっています。

14級9号

自賠法では「局部に神経症状を残すもの」と定めており、受傷時の状態や治療の経過等から、自覚症状の連続性、一貫性が認められ、他覚所見、神経学的所見から医学的に証明できずとも、医学的に説明可能であることが要件となっています。

むちうち慰謝料の計算例

ここで、むちうちの症状で【後遺障害等級14級9号】が認定された場合の慰謝料相場を紹介します。慰謝料は、入通院分と後遺障害分を請求でき、入通院分は治療日数や治療期間が対象となりますので、以下の例を用います。3つの算定基準のうち、自賠責基準と弁護士基準で算出しましたので、ぜひ金額の差にご注目ください。

【例】入院30日(1ヶ月)・通院期間180日・実通院日数90日

自賠責基準※1 弁護士基準
入通院慰謝料 90万3000円 113万円
後遺障害慰謝料 32万円 110万円

※1:自賠責基準は新基準を反映しています。令和2年4月1日より前に発生した事故の場合は、旧基準が適用されます。詳しくは、こちらをご覧ください。

自賠責保険の支払基準が変わりました

慰謝料の計算方法

自賠責基準での入通院慰謝料は、日額4300円※1に、①入通院期間または②実治療日数(入院期間+実通院日数)×2のどちらか少ない方をかけて算出します。例の場合は、①210日、②240日(120日×2)で、①の210日が対象日数となります、したがって計算式は4300円×210日=90万3000円となります。 なお、弁護士基準の慰謝料は赤い本(民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準)の別表Ⅱを用いて算出します。

むちうちで後遺障害等級認定をされるためのポイント

むちうちは、他覚所見による証明が難しい等の理由から、後遺障害等級の認定が難しく、等級非該当とされることも多いのが現状です。 14級9号の認定を受けるにあたり大切なのは、自覚症状を医学的に説明できるかどうかです。適切な頻度で継続的に通院し、必要な検査を受けたうえで、症状の連続性・一貫性を医師に記録として詳細に残してもらうことが重要です。 12級13号の認定であれば、後遺障害診断書の記載内容が重要です。レントゲンやMRI等の画像や神経学的検査からヘルニア等が存在すること、それが交通事故と因果関係のある症状であり、自覚症状とも一致し、今後も完治の見込みは厳しい等、医師に証明してもらう必要があります。 また、「しばらく痛みがない」「~のときに痛みが出る」等と医師に申告した場合、症状の連続性・一貫性が疑われ、完治の可能性があるととらえられる等、等級認定に差し障る結果が診断書に記入される場合もありますので、伝え方にも気をつける必要があります。

むちうちの後遺障害等級認定は非常に難しい

むちうちは画像等他覚所見がないことで認められないケースが多く、ジャクソンテスト・スパーリングテスト等の神経学的検査や、腱反射テスト等の結果から、自覚症状を医学的に説明できるか否か、明らかにしていく必要があります。 後遺障害等級認定の手続は書面のみで行われるため、最後の診断である後遺障害診断書の内容が重要となってきます。しかし、後遺障害診断書が素晴らしい内容だからといって、後遺障害等級が認められるわけではありません。 むちうちで後遺障害等級を獲得するには、適切な通院、適切な診断、適切な検査を受けたうえで、適切な内容の後遺障害診断書を作成してもらう必要があります。それでも後遺症が残った方すべてに対し、必ず後遺障害等級が認定されるわけではありません。 ただし、早期の段階から弁護士に相談いただければ、万が一後遺症が残った際に、少しでも後遺障害等級を獲得できる可能性を高めるためのアドバイスができます。

ぜひ、弁護士にご相談ください

比較的軽症とみなされやすい傾向にあるむちうちですが、被害に遭われた方の身体的・精神的な苦痛は小さくありません。むちうちの症状は多岐にわたり、医学的証明が難しいといわれますが、ご自身の症状に見合った損害賠償金額を受け取るためには、適切な後遺障害等級の認定が必要になります。 弁護士にご相談をいただければ、医師に対し、必要な検査の依頼や後遺障害診断書の作成要領を説明し、不足事項や修正部分についての交渉ができます。適切な後遺障害等級認定の可能性を高めるため、できるだけ早い段階から相談・依頼を受けることで、過不足のない後遺障害診断書作成からお手伝いができますので、ぜひご検討ください。

むちうちの治療のアドバイスや後遺障害等級認定・増額交渉はお任せください

交通事故弁護士 TOPページへ

まずは交通事故の受付スタッフが
丁寧にお話しをお伺いいたします

増額しなければ成功報酬は頂きません

交通事故事件の経験豊富な
弁護士が全面サポート

増額しなければ成功報酬は頂きません

弁護士費用特約を使う場合
本人原則負担なし※保険会社の条件によっては
本人負担が生じることがあります。

弁護士報酬:成功報酬制

  • 着手金0円
  • 相談料0円
  • 弁護士費用後払い

※死亡・後遺障害等級認定済みまたは認定が見込まれる場合

※事案によっては対応できないこともあります。

※弁護士費用特約を利用する場合、別途の料金体系となります。

交通事故弁護士 TOPページへ

その他後遺障害に関する記事