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交通事故弁護士

交通事故のむちうちで5ヶ月通院した場合の慰謝料はいくら?

ALGが交通事故に強い理由
交通事故の損害額を計算する

交通事故の被害に遭い、むちうちという傷害を負ったことにより通院治療をした場合、受け取ることのできる慰謝料として、「通院慰謝料」があります。また、治療したものの後遺障害が残ってしまった場合には、「後遺障害慰謝料」も受け取ることができます。 では、むちうちで5ヶ月程度通院治療をした場合の慰謝料はいくらくらいもらえるのでしょうか。慰謝料の算定基準や計算方法を交えながら、説明していきます。

慰謝料の計算には3つの基準がある

賠償金額の基準が低い順に、①自賠責基準②任意保険基準③弁護士基準となります。自賠責基準は、最低限度の補償と考えられており、弁護士基準が最も高い基準となります。任意保険基準は自賠責基準と弁護士基準の中間程度であり、基準により請求できる金額には大きく差が出ます。

自賠責基準 自賠責基準は、被害者の損害を最低限保証するものであるため、3つの基準の中で1番低い基準です。 1日4200円×通院日数(通院期間と実通院日数×2のいずれか少ない方)が入通院慰謝料の計算方法となりますが、治療費、交通費、休業損害その他全ての損害賠償額と合わせて120万円が上限となります。

任意保険基準 平成9年までは、支払い基準が統一されており、任意保険会社が異なっても同一の基準で支払われていました。しかし、現在は統一基準が撤廃され、保険会社ごとに様々な内部基準を持っており、公開もされていません。ただ、人身傷害保険特約では、支払い基準を定めた約款が公開されており、その約款が任意保険基準の参考になるでしょう。 入通院慰謝料の支払い額は、自賠責基準と弁護士基準の中間程度と考えられています。

弁護士基準(裁判基準) 弁護士が、示談交渉や裁判をする際に使用している基準です。交通事故の過去の裁判例をもとに設定され基準であり、裁判基準ともいわれます。 弁護士基準で通院慰謝料を算定する場合は、通院日数ではなく、通院期間をもとに計算します。 3つの基準の中で、もっとも高額な基準となります。

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実通院日数が月10日以上の場合の慰謝料の計算例

後ほど説明しますが、実通院日数が月に10日未満の場合、通院慰謝料は減額される可能性があります。 まずは、実通院日数が月に10日以上の場合の例として、「むちうちの傷害を負い、通院期間5ヶ月(150日※1ヶ月=30日とします)・実通院日数50日・後遺障害等級14級9号」であったケースで、各算定基準での通院慰謝料と後遺障害慰謝料はいくらになるか、確認していきます。

自賠責基準

通院慰謝料

自賠責基準での通院慰謝料は、
①通院期間
②実通院日数×2
を比較して少ない方の日数を、4200円にかけて計算します。

今回の例の場合は、
①通院期間⇒150日
②実通院日数×2⇒50日×2=100日
となり、②<①であるため、②の日数を4200円にかけた、
4200円×100日=42万円が、自賠責基準での通院慰謝料の金額になります。

後遺障害慰謝料

後遺障害等級14級の自賠責基準での後遺障害慰謝料の相場は、32万円になります。

任意保険基準

【通院慰謝料】

任意保険基準での通院慰謝料は、各任意保険会社が定めている社内基準をもとに計算することになるため、任意保険会社ごとに差異が生じてしまうことがあります。
今回は、下記の任意保険基準の一例を使用して、計算してみましょう。

任意保険慰謝料表
入院 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 13月 14月 15月
通院 25.2 50.4 75.6 95.8 113.4 128.6 141.2 152.4 162.6 170.2 177.6 184.0 189.0 192.8 196.6
1月 12.6 37.8 63.0 85.6 104.7 120.9 134.9 147.4 157.6 167.6 173.9 180.1 186.5 191.5 196.3 199.1
2月 25.2 50.4 73.0 94.6 112.2 127.2 141.2 152.5 162.6 171.4 176.4 182.6 189.0 194.0 197.8 201.6
3月 37.8 60.4 82.0 102.0 118.5 133.5 146.3 157.6 166.4 173.9 178.9 185.1 191.5 196.5 200.3 204.1
4月 47.8 69.4 89.4 108.4 124.8 138.6 151.3 161.3 168.8 176.4 181.4 187.6 194.0 199.0 202.8 206.6
5月 56.8 76.8 95.8 114.6 129.9 143.6 155.1 163.8 171.4 178.9 183.9 190.1 196.5 201.5 205.3 209.1
6月 64.2 83.2 102.0 119.8 134.9 147.4 157.6 166.3 173.9 181.4 185.4 192.6 199.0 204.0 207.8
7月 70.6 89.4 107.2 124.3 136.7 149.9 160.1 168.8 176.4 183.9 188.9 195.1 201.5 206.5
8月 76.8 94.6 112.2 128.6 141.2 152.4 162.6 171.3 178.9 186.4 191.4 197.6 204.0
9月 82.0 99.6 116.0 131.1 143.7 154.9 165.1 173.8 181.4 188.9 193.9 200.1
10月 87.0 103.4 118.5 133.6 146.2 157.4 167.6 176.3 183.9 191.4 196.4
11月 90.8 105.9 121.0 136.1 148.7 159.9 170.1 178.8 186.4 193.9
12月 93.3 108.4 123.5 138.6 151.2 162.4 172.6 181.3 188.9
13月 95.8 110.9 126.0 141.1 153.7 164.9 175.1 183.8
14月 98.3 113.4 128.5 143.6 156.2 167.4 177.6
15月 100.8 115.9 131.0 146.1 158.7 169.9

通院期間については、上記に掲載しました表の縦方向の軸を確認します。すると、通院期間5ヶ月の場合、通院慰謝料は56万8000円になります。

後遺障害慰謝料

後遺障害等級14級の任意保険基準での後遺障害慰謝料の相場は、40万円になります。 なお、通院慰謝料と同様、各任意保険会社が定めている社内基準をもとに計算するため、任意保険会社ごとに差異が生じてしまうことがあります。そのため、相場はあくまで目安であることにご注意ください。

弁護士基準

通院慰謝料

弁護士基準での通院慰謝料は、日本弁護士連合会の書籍である「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準(通称:赤い本)」や「交通事故損害額算定基準(通称:青本)」等に掲載されている表を使用して計算することになります。 今回は、下記の赤い本の表を使用して、計算してみましょう。

【別表Ⅰ】

別表Ⅰ
入院 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 13月 14月 15月
通院 AB 53 101 145 184 217 244 266 284 297 306 314 321 328 334 340
1月 28 77 122 162 199 228 252 274 291 303 311 318 325 332 336 342
2月 52 98 139 177 210 236 260 281 297 308 315 322 329 334 338 344
3月 73 115 154 188 218 244 267 287 302 312 319 326 331 336 340 346
4月 90 130 165 196 226 251 273 292 306 316 323 328 333 338 342 348
5月 105 141 173 204 233 257 278 296 310 320 325 330 335 340 344 350
6月 116 149 181 211 239 262 282 300 314 322 327 332 337 342 346
7月 124 157 188 217 244 266 286 304 316 324 329 334 339 344
8月 132 164 194 222 248 270 290 306 318 326 331 336 341
9月 139 170 199 226 252 274 292 308 320 328 333 338
10月 145 175 203 230 256 276 294 310 322 330 335
11月 150 179 207 234 258 278 296 312 324 332
12月 154 183 211 236 260 280 298 314 326
13月 158 187 213 238 262 282 300 316
14月 162 189 215 240 264 284 302
15月 164 191 217 242 266 286

【別表Ⅱ】

別表Ⅱ
入院 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 13月 14月 15月
通院 A’B’ 35 66 92 116 135 152 165 176 186 195 204 211 218 223 228
1月 19 52 83 106 128 145 160 171 182 190 199 206 212 219 224 229
2月 36 69 97 118 138 153 166 177 186 194 201 207 213 220 225 230
3月 53 83 109 128 146 159 172 181 190 196 202 208 214 221 226 231
4月 67 95 119 136 152 165 176 185 192 197 203 209 215 222 227 232
5月 79 105 127 142 158 169 180 187 193 198 204 210 216 223 228 233
6月 89 113 133 148 162 173 182 188 194 199 205 211 217 224 229
7月 97 119 139 152 166 175 183 189 195 200 206 212 218 225
8月 103 125 143 156 168 176 184 190 196 201 207 213 219
9月 109 129 147 158 169 177 185 191 197 202 208 214
10月 113 133 149 159 170 178 186 192 198 203 209
11月 117 135 150 160 171 179 187 193 199 204
12月 119 136 151 161 172 180 188 194 200
13月 120 137 152 162 173 181 189 195
14月 121 138 153 163 174 182 190
15月 122 139 154 164 175 183

通常は、通院期間に基づき別表Ⅰを使用します。しかし、むちうちで他覚所見がない場合等は、別表Ⅱを使用します。 今回の例は、傷害がむちうちの場合ですので、別表Ⅱを使用します。通院期間については、別表Ⅱの縦方向の軸を確認します。すると、通院期間5ヶ月の場合、通院慰謝料は79万円になります。

後遺障害慰謝料

後遺障害等級14級の後遺障害慰謝料の相場は、110万円になります。

むちうちの慰謝料計算には例外がある

弁護士基準での通院慰謝料の計算例で説明したとおり、むちうちの場合、赤い本の「別表Ⅱ」を使用します。むちうちで他覚所見がない場合等は、自覚症状しかなく、心因等によって通院期間が長引くことが考えられるため、通常使用される別表Ⅰよりも低い金額が設定されている別表Ⅱを使用することになります。

実通院日数が月10日未満の場合は減額される可能性がある

実通院日数が月に10日未満の場合、通院慰謝料は減額される可能性があります。通常、任意保険基準や弁護士基準での通院慰謝料は、「通院期間」を基準にして算出します。しかし、通院期間が長引いているにも関わらず通院頻度が少ないと、怪我の程度が軽いと考えられ、例外的に「実通院日数を3倍した日数」を基準に算出されることがあります。 通院慰謝料の計算において、1ヶ月は30日とするため、実通院日数が月に10日未満の場合、実通院日数を3倍した日数が30日(1ヶ月)よりも短くなってしまいます。したがって、実通院日数が月に10日未満の場合、「実通院日数を3倍した日数」を基準に算出した金額は、通院期間を基準に算出した金額よりも低くなり、結果として通院慰謝料が減額されることになります。 このような事態が生じてしまうことを防ぐため、適切な通院頻度を保つようにしましょう。

通院期間と実通院日数の違い

通院期間とは、通院を開始した日から、治癒または症状固定した日までのすべての期間のことです。一方で、実通院日数とは、実際に医療機関を受診した日のことです。似たような言葉ではありますが、意味合いは少し異なっており、先に述べた通院慰謝料を計算する際には、きちんと区別する必要があります。

実通院日数が月10日未満の場合の慰謝料の計算例

実通院日数が月に10日未満の場合の例として、「むちうちの傷害を負い、通院期間5ヶ月(150日)・実通院日数40日・後遺障害等級14級9号」であったケースで、各算定基準での通院慰謝料はいくらになるか、確認していきます。 なお、先に説明した実通院日数が月に10日以上の場合の例と、後遺障害等級は同じです。後遺障害慰謝料は、認定された後遺障害等級をもとに相場を確認するため、今回の例においては、後遺障害慰謝料の計算については省略します。

自賠責基準

自賠責基準で通院慰謝料を計算する場合は、実通院日数が10日未満であったとしても、実通院日数が10日以上であったときと変わらず、 ①通院期間
②実通院日数×2
を比較して少ない方の日数を、4200円にかけて計算します。

今回の例の場合は、
①通院期間⇒150日
②実通院日数×2⇒40日×2=80日
となり、②<①であるため、②の日数を4200円にかけた、
4200円×80日=33万6000円が、自賠責基準での通院慰謝料の金額になります。

任意保険基準

任意保険基準での通院慰謝料は、先に説明した実通院日数が月に10日以上の場合の例と同様に、下記の任意保険基準の一例を使用して、計算してみましょう。

任意保険慰謝料表
入院 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 13月 14月 15月
通院 25.2 50.4 75.6 95.8 113.4 128.6 141.2 152.4 162.6 170.2 177.6 184.0 189.0 192.8 196.6
1月 12.6 37.8 63.0 85.6 104.7 120.9 134.9 147.4 157.6 167.6 173.9 180.1 186.5 191.5 196.3 199.1
2月 25.2 50.4 73.0 94.6 112.2 127.2 141.2 152.5 162.6 171.4 176.4 182.6 189.0 194.0 197.8 201.6
3月 37.8 60.4 82.0 102.0 118.5 133.5 146.3 157.6 166.4 173.9 178.9 185.1 191.5 196.5 200.3 204.1
4月 47.8 69.4 89.4 108.4 124.8 138.6 151.3 161.3 168.8 176.4 181.4 187.6 194.0 199.0 202.8 206.6
5月 56.8 76.8 95.8 114.6 129.9 143.6 155.1 163.8 171.4 178.9 183.9 190.1 196.5 201.5 205.3 209.1
6月 64.2 83.2 102.0 119.8 134.9 147.4 157.6 166.3 173.9 181.4 185.4 192.6 199.0 204.0 207.8
7月 70.6 89.4 107.2 124.3 136.7 149.9 160.1 168.8 176.4 183.9 188.9 195.1 201.5 206.5
8月 76.8 94.6 112.2 128.6 141.2 152.4 162.6 171.3 178.9 186.4 191.4 197.6 204.0
9月 82.0 99.6 116.0 131.1 143.7 154.9 165.1 173.8 181.4 188.9 193.9 200.1
10月 87.0 103.4 118.5 133.6 146.2 157.4 167.6 176.3 183.9 191.4 196.4
11月 90.8 105.9 121.0 136.1 148.7 159.9 170.1 178.8 186.4 193.9
12月 93.3 108.4 123.5 138.6 151.2 162.4 172.6 181.3 188.9
13月 95.8 110.9 126.0 141.1 153.7 164.9 175.1 183.8
14月 98.3 113.4 128.5 143.6 156.2 167.4 177.6
15月 100.8 115.9 131.0 146.1 158.7 169.9

通院は、上記に掲載しました表の縦方向の軸を確認します。 実通院日数が月に8日(実通院日数40日÷通院期間5ヶ月)と10日未満であるため、通院期間ではなく、実通院日数を3倍した日数を基準にして表を確認してみましょう。実通院日数40日×3=120日であり、1ヶ月を30日として月に換算すると、「4ヶ月」になります。 したがって、表の縦方向の軸で4ヶ月の場合、通院慰謝料は47万8000円になります。 このように、実通院日数が月に10日未満の場合、通院慰謝料は減額される可能性があります。

弁護士基準

弁護士基準での通院慰謝料は、先に説明した実通院日数が月に10日以上の場合の例と同様に、下記の赤い本の表を使用して、計算してみましょう。

【別表Ⅰ】

別表Ⅰ
入院 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 13月 14月 15月
通院 AB 53 101 145 184 217 244 266 284 297 306 314 321 328 334 340
1月 28 77 122 162 199 228 252 274 291 303 311 318 325 332 336 342
2月 52 98 139 177 210 236 260 281 297 308 315 322 329 334 338 344
3月 73 115 154 188 218 244 267 287 302 312 319 326 331 336 340 346
4月 90 130 165 196 226 251 273 292 306 316 323 328 333 338 342 348
5月 105 141 173 204 233 257 278 296 310 320 325 330 335 340 344 350
6月 116 149 181 211 239 262 282 300 314 322 327 332 337 342 346
7月 124 157 188 217 244 266 286 304 316 324 329 334 339 344
8月 132 164 194 222 248 270 290 306 318 326 331 336 341
9月 139 170 199 226 252 274 292 308 320 328 333 338
10月 145 175 203 230 256 276 294 310 322 330 335
11月 150 179 207 234 258 278 296 312 324 332
12月 154 183 211 236 260 280 298 314 326
13月 158 187 213 238 262 282 300 316
14月 162 189 215 240 264 284 302
15月 164 191 217 242 266 286

【別表Ⅱ】

別表Ⅱ
入院 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 13月 14月 15月
通院 A’B’ 35 66 92 116 135 152 165 176 186 195 204 211 218 223 228
1月 19 52 83 106 128 145 160 171 182 190 199 206 212 219 224 229
2月 36 69 97 118 138 153 166 177 186 194 201 207 213 220 225 230
3月 53 83 109 128 146 159 172 181 190 196 202 208 214 221 226 231
4月 67 95 119 136 152 165 176 185 192 197 203 209 215 222 227 232
5月 79 105 127 142 158 169 180 187 193 198 204 210 216 223 228 233
6月 89 113 133 148 162 173 182 188 194 199 205 211 217 224 229
7月 97 119 139 152 166 175 183 189 195 200 206 212 218 225
8月 103 125 143 156 168 176 184 190 196 201 207 213 219
9月 109 129 147 158 169 177 185 191 197 202 208 214
10月 113 133 149 159 170 178 186 192 198 203 209
11月 117 135 150 160 171 179 187 193 199 204
12月 119 136 151 161 172 180 188 194 200
13月 120 137 152 162 173 181 189 195
14月 121 138 153 163 174 182 190
15月 122 139 154 164 175 183

今回の例は、傷害がむちうちの場合ですので、別表Ⅱを使用します。通院は、別表Ⅱの縦方向の軸を確認します。 実通院日数が月に8日(実通院日数40日÷通院期間5ヶ月)と10日未満であるため、任意保険基準での計算と同様に、通院期間ではなく、実通院日数を3倍した日数を基準にして表を確認してみましょう。実通院日数40日×3=120日であり、1ヶ月を30日として月に換算すると、「4ヶ月」になります。 したがって、別表Ⅱの縦方向の軸で4ヶ月の場合、通院慰謝料は67万円になります。 このように、実通院日数が月に10日未満の場合、弁護士基準においても、通院慰謝料は減額される可能性があります。

慰謝料をしっかりもらうには、治癒・症状固定するまで通院をすること

計算例で確認したとおり、実通院日数が月に10日未満の場合、通院慰謝料は減額される可能性があることがお分かりいただけたかと思います。したがって、適切な通院慰謝料を受け取るためには、適切な通院頻度を保つことが重要です。 また、怪我の痛みが続いている場合には、きちんと治癒・症状固定するまで通院し続けるようにしましょう。通常、通院慰謝料は通院期間を基準に算出するため、通院慰謝料を低く抑えようと、治療の途中で、保険会社から治療費の打ち切りを打診される場合があります。しかし、治療の必要性を判断するのは医師です。適切な通院慰謝料を受け取るためには、きちんと治癒・症状固定するまで通院し続けることも重要なポイントです。

症状固定したら後遺障害等級認定の申請をする

治療したものの、後遺症が残ってしまった場合、後遺障害等級を認定してもらうことで、後遺障害慰謝料を受け取ることができます。そのため、医師から症状固定と診断されたら、後遺障害診断書を記載してもらい、後遺障害等級認定の申請をきちんと行いましょう。 なお、適切な後遺障害慰謝料を受け取るためには、残ってしまった後遺症に応じた適切な後遺障害等級を認定してもらう必要があり、そのためには後遺障害診断書の記載内容や通院頻度等が重要になります。

後遺障害診断書の注意点

むちうちの後遺障害等級と慰謝料

むちうちの傷害を負い、治療したものの、首の痛み・頭痛・手のしびれ・吐き気・めまいといった神経症状が、後遺症として残ってしまう場合があります。 むちうちで認定される可能性のある後遺障害等級には、「12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの」と「14級9号:局部に神経症状を残すもの」があります。 各々の後遺障害等級において、自賠責基準と弁護士基準での後遺障害慰謝料の相場は、下記のとおりです。なお、任意保険基準は、任意保険会社ごとに差異があるため、省略しています。

等級 自賠責基準 弁護士基準
12級13号 93万円 290万円
14級9号 32万円 110万円

なお、むちうちについての詳しい内容は、下記の記事をご覧ください。

交通事故のむちうちと後遺障害等級認定のポイント

交通事故でむちうちになってしまったら、弁護士に相談がおすすめ

実通院日数が少ないことにより、通院慰謝料は減額される可能性があります。このような事態が生じてしまうことを防ぐために、弁護士に相談するという方法があります。早期に弁護士に相談することで、交通事故の被害に遭った際の手続や、適切な通院頻度を含めた今後の流れについてアドバイスをしてもらうことができ、被害者の方は適切な対応を取ることができます。 時間は過去に巻き戻せませんので、後悔しないようにまずは弁護士に相談しましょう。 また、むちうちは画像等の他覚所見がないことが多いため、後遺障害等級を認定してもらうことが難しいといわれています。ですが、後遺障害等級認定を申請する際にも、弁護士に相談することで、医師の記載する後遺障害診断書やその他の診断書の内容、通院の仕方等について、適切な後遺障害等級が認定されるためのアドバイスをしてもらうことができます。 交通事故の被害に遭い、むちうちになってしまった場合には、まずは弁護士に相談することをおすすめします。

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