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交通事故の弁護士依頼で後悔しないためには? 知っておくべきポイント

弁護士法人ALG 福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治

監修福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates

交通事故の被害に遭ったとき、弁護士に依頼することで、相手方との交渉や慰謝料の増額など多くのメリットが得られます。一方で、弁護士に依頼したことを後悔するケースも少なくありません。弁護士は本来、被害者の心強い味方であるはずですが、なぜこのようなギャップが生じるのでしょうか。 本記事では、交通事故の弁護士依頼で後悔するケースに着目して、失敗しないための対処法や弁護士の選び方を紹介していきます。 弁護士に依頼したことを後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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交通事故で弁護士に依頼をして後悔する6つのケース

弁護士に依頼するとさまざまなメリットがありますが、期待通りとならず後悔してしまうケースもあります。後悔しやすい6つのケースについて、詳しくみてみましょう。

費用倒れになってしまった

弁護士に依頼したものの、費用倒れとなるケースがあります。 費用倒れとは、弁護士費用が損害賠償金の増額分を上回り、結果的に損をしてしまう状態です。

費用倒れにならないケース 費用倒れになるケース
・保険会社からの提示額:50万円
・弁護士依頼後の示談金:100万円
※50万円増額

・弁護士費用:40万円
・最終的な手取り:60万円

➡ 利益は10万円
(弁護士費用40万円 < 増額分50万円)
・保険会社からの提示額:20万円
・弁護士依頼後の示談金:40万円
※20万円増額

・弁護士費用:30万円
・最終的な手取り:10万円

➡ 10万円のマイナス
(弁護士費用30万円 > 増額分20万円)

賠償金を増額できても、「弁護士費用を差し引くとマイナスになる可能性がある」ことに注意しましょう。

示談金や解決方法に納得がいかない

弁護士に依頼したものの、示談金額や解決方法がご自身の希望に沿わず、後悔するケースも少なくありません。 たとえば、示談金が思っていたよりも増額できなかった場合や、裁判で争うことを希望していたのに示談をすすめられた場合などが挙げられます。 弁護士はご依頼者様のために活動しますが、法的知識や過去の事例、得られる利益との兼ね合いなどを踏まえて、ご依頼者様が望む方針とは異なる提案をすることがあります。 また、通院状況や被害者側の過失割合によっては、弁護士に依頼しても示談金が増額しないケースもあるでしょう。 弁護士に依頼する際は、ご自身の希望や優先事項を明確に伝えることが大切です。

交通事故に詳しくなかった

交通事故事案の経験が少ない弁護士に依頼すると、結果に不満が残り後悔するケースがあります。 弁護士にも得意分野と不得意分野があり、全員が交通事故に詳しいとは限りません。 交通事故では、損害賠償額の計算方法、後遺障害等級認定の仕組み、示談交渉の進め方などの専門知識が必要です。 とくに人身事故では、通院頻度、受けるべき検査、診断書の内容など、医学的な知識も欠かせません。 経験の少ない弁護士に依頼してしまうと、保険会社からの提示額をそのまま受け入れてしまったり、適切な後遺障害等級認定が受けられなかったりして、後悔する可能性が高いです。 納得できる結果を得るためにも、交通事故の経験豊富な弁護士への依頼がおすすめです。

弁護士からの連絡がこない・遅い

連絡がこない、返事が遅いなど、弁護士への不信感が募って後悔するケースも多いです。 原因としては、弁護士が忙しく、ご依頼者様のタイミングと合わないなどが考えられます。 また、資料の到着や申請結果・回答を待っている状態だと、進展がないため弁護士からの連絡が少なくなることもあります。 事情があるとはいえ、連絡がこない・遅いと不安になったり、後回しにされていると感じたりするのも無理はありません。 取り決めた連絡の頻度や方法が守られないなど、対応に不満を感じる場合は、弁護士の変更も検討しましょう。

説明が分かりにくい

説明が分かりにくいという理由で、弁護士への依頼を後悔するケースもあります。 交通事故では、過失割合・後遺障害・逸失利益など、多くの専門用語が出てきます。 かみ砕いた表現もなく、専門用語や回りくどい言い方ばかりだと、弁護士の説明を理解するのは難しいでしょう。 不明点を残したまま示談交渉を進めると、思っていた解決方法と違う結果になり、後悔する可能性があります。初回相談時には、弁護士の説明や話し方もしっかりチェックしましょう。

弁護士との相性が悪い

弁護士との相性が悪いと、思うような結果が得られず後悔するケースもあります。 たとえば、「雰囲気が苦手」「会話のテンポが合わない」「共感してもらえない」などの違和感があると、コミュニケーション不足やストレスを招きやすいです。その結果、ご自身の希望を伝えられず、対応や結果に不満が残るおそれがあります。 なんとなく相性が合わないかも?と感じたら、直感を信じて、別の弁護士に相談・依頼するのもひとつの方法です。

弁護士依頼で後悔しないための5つの対処法

交通事故で弁護士に依頼し、後悔しないための対処法を5つご紹介します。

  • ① 依頼前に弁護士費用を確認する
  • ② 弁護士費用特約を使う
  • ③ 解決に向けた方針をすり合わせる
  • ④ 連絡方法やタイミングを事前に決めておく
  • ⑤ 不明点や要望を直接伝える

依頼前に弁護士費用を確認する

依頼する前に見積りをもらい、費用や契約内容をしっかり確認しましょう。費用倒れになる可能性がないか、事前にチェックするのも重要です。 費用倒れのリスクが大きいケースには、次のようなものがあります。

《費用倒れのリスクが大きいケース》

  • 軽微な物損事故や、怪我の軽い人身事故など、賠償額が高額にならない場合
  • 加害者が任意保険に加入しておらず(無保険)、十分な補償が受けられない場合
  • 被害者側の過失割合が高く、賠償額が大きく減額されてしまう場合
  • 弁護士費用特約に加入していない場合 など

弁護士費用特約を使う

弁護士費用特約があれば、費用倒れを回避できる可能性があります。 弁護士費用特約とは、被害者が加入する任意保険のオプションのひとつです。弁護士に相談・依頼する費用の一部を保険会社が負担してくれるため、賠償額があまりにも高額でない限り、自己負担なく弁護士に相談・依頼できる可能性があります。

《一般的な弁護士費用特約の範囲》

  • 法律相談料:最大10万円まで
  • 弁護士費用:最大300万円まで

ご家族が加入している特約でも利用できる場合があるので、弁護士に相談する前に確認してみましょう。 弁護士費用特約について、以下のページもご覧ください。

解決に向けた方針をすり合わせる

ご自身の希望や優先事項を伝えて、解決に向けた方針をすり合わせておきましょう。 示談で早期解決を目指すのか、納得のいく賠償金を得るために裁判まで行うのか、などを事前にすり合わせておかないと、希望と異なる結果になり後悔しかねません。 また、保険会社とのやりとりをすべて任せられるかも確認しておくと安心です。 弁護士によっては、保険会社との窓口や後遺障害等級認定の被害者請求を、依頼者本人に対応してもらうケースもあるためです。 後悔しないためにも、解決に向けた方針をよく話し合い、弁護士に任せられる範囲を確認することが大切です。

連絡方法やタイミングを事前に決めておく

連絡方法やタイミングを事前に決めておくと、安心して連絡を待てるようになるでしょう。 弁護士から連絡がこない、返事が遅いといった不安や不満は、依頼後の満足度を大きく左右します。 連絡の頻度や時間帯を決めておけば、「いつ連絡がくるのか」という不安を解消できるでしょう。 また、以下のような点も明確にしておくと、情報の行き違いや不安を減らすことができます。

  • 示談交渉や後遺障害等級認定などの手続きにどれくらいの時間がかかるのか
  • 手続きの途中でご自身がやるべきことはあるのか
  • 緊急時の対応や連絡方法

適切なタイミングで相談や確認が行えるよう準備しておくことで、信頼関係を築きやすくなり、納得のいくサポートを受けられる可能性が高まります。

不明点や要望を直接伝える

不明点や要望は、その場で直接弁護士へ伝えましょう。 交通事故の場合、法的知識だけでなく医学的知識も必要なので、一般の方が専門用語に戸惑うのも無理はありません。 説明が分かりにくいと感じたら、「簡単な言葉でゆっくり説明してほしい」など、遠慮なく要望を伝えることが大切です。 不明点や要望を伝えることで、コミュニケーションが取りやすくなる可能性があります。 理解できないまま手続きを進めると、不安や不満が残りかねません。不明点や疑問点は、その都度確認しましょう。

交通事故の依頼で後悔しないための弁護士の選び方

依頼したことを後悔しないためには、弁護士選びが重要です。 しかし、弁護士に依頼する機会は多くないため、「後悔しないために弁護士はどういった選び方をすればよいのか」と悩む方も多いでしょう。 以下、交通事故弁護士の選び方を2つご紹介します。

交通事故に強い・実績豊富な弁護士を探す

交通事故では、保険会社との示談交渉や後遺障害等級の認定など、特有の知識が必要です。そのため、交通事故に強く、解決実績や経験が豊富な弁護士を選ぶことが大切です。 インターネットで検索すると、交通事故事件を扱う弁護士が複数見つかります。ウェブサイトに掲載されている解決実績や解決事例を参考にするとよいでしょう。 注目すべきポイントは、次のとおりです。

  • 交通事故事案の取り扱い件数
  • 示談交渉や後遺障害等級認定の実績
  • 過去の解決事例やお客様の声
  • 費用体系の明確さ

解決実績が豊富だと、ご自身のケースに類似した解決事例が見つかることもあります。 類似の事例が見つかれば、解決の見通しも立てやすくなるので、まずは気になる弁護士に相談してみましょう。

弁護士との無料相談で信頼できそうかを確認する

弁護士や事務所が信頼できそうか、ご自身で実際に確認することが大切です。具体的には、次のようなポイントを意識しながら、無料相談をしてみましょう。

《信頼できるかどうかを判断するポイント》

  • 話しやすいか
  • 説明が分かりやすいか
  • 相談しやすい環境が整っているか
  • 話に耳を傾け、今後の見通しや解決方法を提案してくれるか
  • 弁護士費用について明確に提示してくれるか
  • 費用倒れなどのリスクについて説明があるか
  • 交通事故事件の知識・経験・実績が豊富か など

弁護士を変えたい場合の手続きの流れ

「弁護士と相性が合わない」、「今の弁護士に任せるのが不安」と感じたら、後悔する前に弁護士の変更を検討しましょう。 弁護士を変えるまでの流れは、次のとおりです。

  1. ①新しい弁護士を探す
    弁護士がいない状態を避けるため、先に新しい弁護士を探しましょう。
  2. ②依頼中の弁護士との契約を解除する
    新しい弁護士が決まったら、依頼中の弁護士との契約を解除します。着手金は返還されないことが多く、報酬金の一部を請求される場合もあります。
  3. ③新しい弁護士と契約する
    新しい弁護士と契約を結び、着手金などを支払います。
  4. ④弁護士間で引継ぎが行われる
    前任の弁護士と新しい弁護士の間で引継ぎが行われます。
    引継ぎ後、新しい弁護士が相手方保険会社に弁護士変更を通知し、手続きが再開されます。

弁護士を変更する手順や注意点について、以下のページで詳しく解説していますのでご覧ください。

交通事故で後悔しないためにも経験豊富な弁護士法人ALGにご相談ください

弁護士に依頼したからといって、必ずしも思い通りの結果が得られるとは限りません。少しでも納得のいく結果を得るためには、ご自身と相性の合う弁護士を見つけることが大切です。 交通事故事件の経験が豊富で、解決までしっかりサポートしてくれる弁護士に相談・依頼できれば、後悔することなく解決できる可能性が高まるでしょう。 弁護士法人ALGは、全国の方からのご相談を受け付けています。交通事故に遭われて不安を抱えている方、弁護士に依頼したけど後悔している方などが安心して相談できる体制を整えていますので、お気軽にお問い合わせください。

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