メール相談受付

お電話でのご相談受付全国対応

今すぐ電話相談

0120-790-073

24時間受付・年中無休・通話無料

相談受付全国対応

24時間受付・年中無休・通話無料

0120-790-073

交通事故による【麻痺】と後遺障害について

弁護士法人ALG 執行役員 弁護士 谷川 聖治
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員

交通事故による麻痺とは、事故による外傷が原因で神経に障害が残り、筋肉の硬直や弛緩等によって思い通りに身体を動かせなくなったり、知覚が鈍くなったりする、身体機能の障害をいいます。 交通事故による麻痺の原因には、「外傷性脳損傷」と「脊髄損傷」の2つがあります。

交通事故による麻痺の原因

外傷性脳損傷による麻痺

外傷性脳損傷による麻痺は、主に随意運動を制御している前頭葉の後部等が損傷を受けることにより生じます。右の前頭葉後部を損傷すれば身体の左側に、左の前頭葉後部を損傷すれば身体の右側に、両方を損傷すれば両側に麻痺が生じます。 交通事故の衝撃で頭部に強い力が加わったときに、外傷性脳損傷が起こり、麻痺が生じるおそれがあります。

脊髄損傷による麻痺

脊髄損傷による麻痺は、背骨の中にある、脳と末梢神経管との信号を伝達する中枢神経が傷つくことにより生じます。脊髄損傷により、脳からの末梢神経への信号が途中で阻害されるからです。 脊髄は、脊椎(背骨)の中にあります。脊椎とは、上から、頸椎(7椎、まれに8椎)、胸椎(12椎)、腰椎(5椎)、仙椎(5椎)、尾椎(3椎~6椎)で構成されている骨です。 そのため、例えば、交通事故により脊椎に損傷を負ってしまった場合等、脊椎の中の脊髄にまで損傷が及んでしまったようなときに、麻痺が生じます。 交通事故の衝撃で背骨や首の骨が折れることで脊髄損傷が起こり、麻痺が生じるおそれがあります。

しびれとまひの違い

しびれと麻痺は似ていますが、どのように違うのでしょうか。 しびれとは、びりびりとした異常な感覚が生じ、力が入りにくくなる症状です。これに対し、麻痺とは、身体を動かそうと思っても思い通りに動かせない、または知覚機能がなくなる症状です。 麻痺もしびれも、どちらも体性神経の障害ですが、しびれは主に感覚神経(知覚機能に関する神経)の障害により生じ、麻痺は主に運動神経(運動機能に関する神経)の障害により生じるという違いがあります。 この記事では麻痺について説明しますので、むちうちによるしびれの症状について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

むちうちの後遺症と症状

麻痺の種類

麻痺は、脳や脊髄の損傷の部位や程度により症状が異なり、2種類に分けられます。

完全麻痺

神経伝達機能が完全に絶たれ、対象部位の運動機能がすべて失われる麻痺をいいます。骨格筋の随意運動が完全にできなくなるため、自分の意思では動かすことができなくなります。また、知覚機能も失われる場合があります。後述の不全麻痺と比べて、重い麻痺といえます。

不全麻痺

神経伝達機能の一部が絶たれ、対象部位の運動機能が部分的に失われる麻痺をいいます。困難ではあるものの、自分の意思で、麻痺の症状のある腕や足をある程度動かすことができます。また、感覚機能が鈍くなる場合もあります。

まずは交通事故専門の受付スタッフが
丁寧にお話しをお伺いいたします

麻痺の個所

損傷する脳や脊髄の部位により、麻痺が起こる箇所は異なりますが、交通事故を原因とする外傷は全身に生じるおそれがあるため、麻痺が起こる箇所も全身に及ぶおそれがあります。 基本的に、損傷した部位以下に麻痺が起こります。

上半身の麻痺

麻痺は、基本的に損傷した部位以下に起こるという仕組み上、上半身のみに麻痺が生じる場合は少ないです。脊髄の損傷により、両腕(または両足)に麻痺が生じる対麻痺は特に少なく、脳の損傷により起こる単麻痺や、脳又は脊髄の損傷により起こる片麻痺が、上半身に生じる麻痺の多くを占めます。

交通事故と上半身麻痺

下半身の麻痺

下半身の麻痺は、胸髄(胸椎内の脊髄)以下の脊髄を損傷した場合に起こることが多く、両側の下肢が思い通りに動かなくなってしまいます。 運動機能障害や知覚機能障害に加え、排泄機能障害等が起こるおそれがあります。

交通事故による下半身麻痺

全身の麻痺

四肢麻痺といい、背骨の最上部にある頸椎部分を損傷した場合に起こるおそれがあります。 四肢への神経伝達に麻痺が生じ、損傷部位より下の部位に、運動機能障害、排泄機能障害、知覚機能障害、消化機能障害、自律神経障害等が発生します。

顔面の麻痺

顔面神経麻痺といいます。顔面神経の障害により、表情筋が動かなくなる結果、顔面が動かなくなる麻痺です。表情筋は20個以上あるため、ひとくちに顔面神経麻痺といっても、症状は様々です。表情筋の運動麻痺に加え、知覚障害、自律神経障害等が起こります。

麻痺の程度

麻痺は、着目するポイントにより、異なる分類をすることができます。 例えば、麻痺の重さに応じて分類する場合には、高度、中程度、軽度に分けられます。また、麻痺の分布に応じて分類する場合には、四肢麻痺、片麻痺、対麻痺、単麻痺に分けられます。 以下、説明します。

高度

高度の麻痺とは、障害のある部位を動かしたり支えたりすることがほとんどできず、上肢においては物を持ち上げて移動させること、下肢においては歩行や立位ができない程度の麻痺をいいます。 具体例としては、

  • 完全硬直又はこれに近い状態にあるもの(原則として、関節可動域が健側の10%程度以下)
  • 上肢において、肩・肘・手の三大関節の全て及び親指から小指の全ての指の全関節を自分の力では、全く動かすことができないものまたはこれに近い状態にあるもの
  • 上肢において、随意運動(自らの意思で動かすこと)を行うことに著しい障害があることにより、障害を残した腕では物を持ち上げて移動させることができないもの
  • 下肢において、股関節・ひざ関節・足関節の三大関節の全てを自分の力では、全く動かすことができないもの又はこれに近い状態にあるもの
  • 下肢において、随意運動(自らの意思で動かすこと)を行うことに著しい障害があることにより、障害がある下肢の支える力と障害がある下肢を、自らの意思で動かす力をほとんど失ったもの

等が挙げられます。

中程度

中程度の麻痺とは、障害のある部分を動かしたり支えたりすることが相当程度できず、上肢においては物を持ち上げて移動させること、下肢においては歩行や立位にかなりの制限がある程度の麻痺をいいます。 具体例としては、

  • 麻痺がある側の手では、仕事の際に必要とされる軽量の物(おおむね500g)でも持ち上げることができないもの
  • 麻痺がある側の手では、文字を書くことができないもの
  • 足に麻痺が残るため、杖もしくは硬性装具がなければ、階段を上ることができないもの
  • 両足に麻痺が残るため、杖もしくは硬性装具がなければ、歩行が困難であること

等が挙げられます。

軽度

軽度の麻痺とは、障害のある部位を動かしたり支えたりする能力が少し損なわれ、基本的な日常動作において、上肢においては文字を書いたり物を持ち上げて移動させることや、下肢においては歩行や立位の際に、巧緻性と速度が相当程度損なわれている状態をいいます。 具体例としては、

  • 障害を残した手で文字を書くことが難しい場合
  • 日常の生活で車いすや硬性装具などを付けずに独歩できるが、片側の足に麻痺があるため、不安定で転倒しやすく、歩く速度も遅いもの
  • 日常の生活で車いすや硬性装具などを付けずに独歩できるが、両足に麻痺があるため、階段を上がるためには、杖もしくは硬性装具なければ上ることができないもの

等が挙げられます。

参照:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/11/s1120-10g3.html

四肢麻痺

四肢麻痺とは、両手足すべてに麻痺が生じることをいいます。四肢への神経伝達が麻痺するため、運動機能障害、排泄機能障害、知覚機能障害、消化機能障害、自律神経障害等が発生します。 四肢麻痺は、頚髄(背骨の最上部にある頸椎内の脊髄)の損傷により生じることが多いです。

対麻痺

両腕又は両足に麻痺が生じることをいいます。両腕の対麻痺は少ないため、主に両足の場合を指します。痙性対麻痺と弛緩性対麻痺に分けられ、どちらも運動機能障害、感覚機能障害、自律神経障害等が発生します。 主に胸髄以下の脊髄の損傷により生じることが多いです。

片麻痺

右側又は左側どちらかの手足(身体の片側)に麻痺が生じることをいいます。いわゆる半身不随の状態で、運動麻痺の頻度としては最も多いです。運動機能障害に加え、感覚機能障害、自律神経障害等が発生します。 中枢神経(上位運動ニューロン)の障害により起こります。また、まれに頚髄の損傷により生じることもあります。

単麻痺

片腕又は片足に麻痺が生じることをいいます。運動機能障害、感覚機能障害、自律神経障害等が発生します。 基本的に、末梢神経(下位運動ニューロン)の障害により生じます。

交通事故弁護士 TOPページへ

交通事故事件の経験豊富な
弁護士が全面サポート

増額しなければ成功報酬は頂きません

弁護士費用特約を使う場合
本人原則負担なし※保険会社の条件によっては
本人負担が生じることがあります。

弁護士報酬:成功報酬制

  • 着手金0円
  • 相談料0円
  • 弁護士費用後払い

※死亡・後遺障害等級認定済みまたは認定が見込まれる場合

※事案によっては対応できないこともあります。

※弁護士費用特約を利用する場合、別途の料金体系となります。

まずは交通事故専門の受付スタッフが
丁寧にお話しをお伺いいたします

関連記事はこちら