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子供のむちうち|注意点や慰謝料について

弁護士法人ALG 執行役員 弁護士 谷川 聖治
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員

大切なお子様が交通事故に遭ってしまったとき、むちうちになってしまう危険性は低くありません。
そして、お子様がむちうちになってしまった場合、どこに通院したら良いのか、慰謝料はどのくらい請求できるのか、後遺症の心配はないのか等、大人の場合と比べて、不安や心配事が多くなるのではないでしょうか。
そこで、今回は、小学校入学を迎える6歳から18歳に達するまでの年齢の子供に焦点を当てて、むちうちになった場合の対応について説明していきます。
年齢によって、受傷した際に現れる症状の特徴や請求できる賠償等が異なってくるので、自分の症状をうまく表現できない6~12歳の学童期、症状の説明は可能であるものの目を配る必要がある11~18歳頃の思春期・青年期、それぞれの年齢に応じた対応が必要になります。

「子供はむちうちにならない」は嘘!子供のむちうちについて

むちうちとは、交通事故等の衝撃により不自然な力が加わった首が、鞭のようにしなることで生じた症状を総称したものです。
正式な傷病名ではなく、頚椎捻挫や頚部挫傷、外傷性頚部症候群等と呼ばれることもあります。
むちうちは軽く見られることも多いですが、下記のページで説明するとおり、完全に治癒せずに後遺症が残るケースもあるため、しっかりと治療することが大切です。

むちうちの症状と後遺症

まだ身体が柔らかい子供は、むちうちになりにくいといわれており、なかには「子供はむちうちにならない」と断言して治療を拒否する医師や病院もあります。
しかし、子供でもむちうちになる可能性は当然にありますし、回復力が高いため治りやすいとはいっても、後遺症が残ってしまった事例も見られます。
軽視することなく、適切な治療を受けさせましょう。
なお、今回ご説明する“子供”の年齢を下回る“幼児”がむち打ちを受傷したケースについて知りたい方は、下記のページをご覧ください。

幼児のむちうち

子供のむちうちの注意点

子供は、年齢によって、自身の症状を他社にうまく伝えられなかったり、家族とのかかわりが希薄だったりして、家族であっても不調に気づくことが難しいところがあります。
例えば、学童期とされる6~12歳の子供は、自分の症状をうまく表現できなかったり、痛みがあっても遊ぶことを優先してしまったりする傾向にあります。
また、一般的に思春期・青年期と呼ばれる11~18歳程度の子供は、学校や部活動、塾や友人関係等、家族以外のコミュニティを築く多感な時期であり、家族とのかかわりが希薄になる傾向にあります。
子供が交通事故に遭い、怪我をしていることが懸念される場合、子供の年齢に応じて目を配るべきポイントが異なることにご留意ください。

子供の様子をよく見てあげる

むちうちは、受傷直後ではなく時間差で症状が現れることが多いです。そのため、イライラしている、食欲がない、(頭痛やめまい等から)だるそうにしているなど、普段と比べて異変があることに気づいたら、必ず病院に行きましょう。周囲の大人が、子供のちょっとした異変に敏感に気づいてあげることが重要です。
また、子供が成長するにつれて、ご家庭以外で過ごすことが多くなると思います。
その場合は、学校や部活動、塾の先生や、友人のご両親等、周囲の大人に事情を話し、子供に異変が見られないかどうか注視してもらうよう協力を仰ぎましょう。

適切な頻度で通院する

むちうちは、医学的に客観性をもって症状を説明することが難しいものです。そのため、治療費や慰謝料を請求する示談交渉の際に、「本当に怪我をしたのか」「本当に治療が必要だったのか」といった、治療の必要性が争点になるケースが多く見られます。
むちうちについて治療費や慰謝料を認めてもらうためには、早期から正確に自覚症状を訴えていることと、適切な頻度で通院していることが非常に重要です。
そのため、自覚症状の表現が難しい子供の場合は、周囲の大人が代わりに子供の異変を訴え、一貫して適切な通院頻度を保つことが大切になります。
なお、学業や部活動、交友関係といった様々な事情から、通院を億劫に感じる子供もいるかと思います。
そのような場合は、後遺症の怖さ、通院の大切さ等をきちんと説明し、理解してもらうことが重要です。
また、子供の年齢や症状にもよるものの、慰謝料とは別に、通院や通学のための付添費が認められる可能性があります。

まずは交通事故の受付スタッフが
丁寧にお話しをお伺いいたします

子供のむちうちは何科を受診すればいい?

子供が交通事故に遭い、むちうちを受傷した懸念がある場合、何科を受診すれば良いか戸惑われるかと思います。真っ先に小児科が思い浮かぶかもしれませんが、一般的に小児科とは小児内科のことをいい、外傷は専門外です。まれに小児外科を設けている総合病院もありますが、むちうちのような整形外科的疾患の診療は行っていません。
子供がむちうちを受傷した場合は、整形外科を受診し、指示を仰ぐことをおすすめします。
また、かかりつけの小児科がある場合は、まずはそこで相談してみても良いでしょう。

子供のむちうちの治療

むちうちは、老若男女問わず同じ治療を行います。一般的には、受傷した患部をアイシングして固定し、安静期間を設けてリハビリテーションを行います。
必要に応じて投薬治療を行いますが、急激に回復するわけではないため、根気強く適切な頻度で通院する必要があります。
子供は、大人に比べて身体の組織が柔軟なため、むちうちになりにくく治りやすいといわれていますが、同時に完治しているかどうかの見極めも難しいところがあります。
さらに、子供が成長期に差し掛かると成長痛との見分けがつきにくいため、治療をしていくうえで、ご家族の方は医師や子供とのコミュニケーションをとることが非常に重要になってきます。通院先は、交通事故による子供のむちうち治療の経験が多いところを選択すると良いでしょう。

セカンドオピニオンも考える

一般的に、むちうちになりにくく、なったとしても治りやすいといわれている子供ですが、その分、「本当に受傷したのか」「治療の効果は現れているのか」「完治したのか」を見極めにくいところがあります。
そのため、医師や病院によっては、「子供はむちうちにならない」という色眼鏡から、おざなりな診察で症状を見逃してしまったり、完治していないにもかかわらず治療を止められてしまったりするおそれがあります。
しかし、万が一怪我を見逃したまま放っておいてしまうと、一生の間、大切な子供が痛みや肩こり・めまいといった後遺症に苦しむことになりかねません。
他の医師の診察を受ければ、自分の症状をうまく表現できない学童期の子供の体調も改めて確認することができますし、後遺症の不安を小さくすることにつながります。
少しでも子供の体調に不安があるようでしたら、セカンドオピニオンを受けることを検討しましょう。

子供がむちうちになった場合に請求できる損害賠償

子供がむちうちになった場合には、治療費や通院にかかった交通費(通院交通費)に加えて、入通院に伴う精神的苦痛に対する慰謝料(入通院慰謝料)等を請求することができます。
また、子供が1人では通院が難しい年齢で付き添いが必要だった場合などには、付添看護料を請求できる可能性があります。
さらに、後遺症が残ってしまい、後遺障害等級が認定された場合には、後遺障害慰謝料や後遺障害逸失利益等も請求することができます。

子供のむちうちの慰謝料請求について

慰謝料は、精神的苦痛(精神的損害)に対する賠償であり、精神的損害は年齢に関係なく誰もが被るおそれがあるものです。
したがって、たとえ子供であっても、精神的損害を被った以上は慰謝料を請求することができます。
また、徒歩や自転車に乗っていた子供と自動車が直接接触するような事故態様の場合はもちろん、ご家族の運転する車に同乗していて遭った事故の場合にも、子供の慰謝料は問題になります。
しかし、子供の慰謝料が争われるケースは決してまれではありませんし、個々の事情によるとはいえ、年齢を理由として金額が大きく増減することは基本的にありません。
もっとも、むちうちは医学的かつ客観的に症状を裏付けることが難しい症状であり、慰謝料を請求する根拠が薄いため、特に子供の場合には注意が必要です。
十分な慰謝料をもらうためにも、ご家族の方が子供に代わってしっかりと症状について証言したり、適切な頻度で通院を続けさせたりすることが重要です。

慰謝料の種類と算定基準

むちうちの慰謝料相場

むちうちを受傷した場合にもらえる可能性がある慰謝料は、治癒または症状固定のタイミングをもって、大きく2種類に分けられます。
むちうちが治癒した場合は、入通院に伴う精神的損害の賠償として“入通院慰謝料”を、後遺症が残り後遺障害等級が認定された場合には、入通院慰謝料に加えて“後遺障害慰謝料”を請求することが可能です。
なお、慰謝料の算定基準には3種類あり、高水準なものから順に、“弁護士基準”“任意保険基準”“自賠責基準”とされています。

むちうちの後遺障害等級と慰謝料

治療の末、残念ながら後遺症が残ってしまった場合は、後遺障害等級認定を申請します。詳しい手続の方法は下記のページをご確認ください。

後遺障害等級認定の申請方法

後遺障害等級が認定されると、等級ごとに定められている慰謝料額を請求できるようになります。むちうちを受傷したケースで認定され得る後遺障害等級は、12級13号と14級9号です。
下表をご覧いただければわかりますが、それぞれの等級における後遺障害慰謝料の金額は、自賠責基準と弁護士基準で3倍以上の差があります。

等級 自賠責基準 弁護士基準
12級13号 94万円 290万円
14級9号 32万円 110万円
※自賠責基準は新基準を反映しています。令和2年4月1日より前に発生した事故の場合は、旧基準が適用されます。

子供の将来に影響を及ぼすほどの後遺障害が残った場合

たかがむちうちと思うかもしれませんが、将来に影響を及ぼすほどの後遺障害が残ってしまうおそれもあります。
例えば、重度の肩こりや腰痛が持病となってしまったり、痛みの出る姿勢を無意識に避けて悪い姿勢が定着してしまったりすることが考えられます。
そうなると、将来の労働能力に支障が出るので、逸失利益(交通事故に遭わなければ将来得られていたはずの利益)を請求することも可能になります。

子供のむちうちの後遺障害が認められた裁判例

ここで、交通事故の被害に遭った子供に、むち打ちの後遺障害が残ったと認められた裁判例をご紹介します。

【大阪地方裁判所 平成28年6月30日判決】

自動車同士の追突事故で、追突された車に家族と同乗していた原告(事故当時11歳・小学5年生)は、頚椎捻挫(むちうち)や中心性頚髄損傷等を受傷しました。(なお、他3人の原告については今回の説明の趣旨から外れるので記載を省略しています。)
原告は治療を受けましたが、治療終了後も筋力低下や知覚障害等の症状が残っていたため、後遺障害等級9級10号相当の後遺障害が残っているとして、被告に治療費や後遺障害慰謝料等の損害賠償を請求しました。
そこで、裁判所は、原告が治療を受けた計5つの病院やクリニック等の診断結果を精査しましたが、原告が主張する症状について整合性のある裏付けとなるだけの他覚的所見が乏しかったため、原告の後遺障害は、局部の神経症状として14級9号の後遺障害に該当するものと判断しました。
そして、被告に対して、原告に合計333万7322円の支払いを命じる旨の判決を下しました。
交通事故によりむちうちを患ってしまった方へ向けて、慰謝料請求等のポイントを解説していますので、ぜひ下記のページもご参照ください。

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子供のむちうちの通院や慰謝料で不安なことがあるなら弁護士に相談を

ここまで、6~18歳という幅広い年齢の子供が交通事故によりむちうちを受傷した場合に関して、年齢層別に必要となる対応等について解説してきました。
自覚症状を訴えることが困難な、あるいは多感な時期にある子供が交通事故によりむちうちを受傷すると、医師やご家族がなかなかその症状を正確に把握することができなかったり、スムーズな通院ができなかったりして、示談交渉で争いが生じてしまう傾向にあります。
そこで、ぜひ弁護士に事案解決のサポートさせていただければと思います。
交通事故事件の受任経験が豊富な弁護士は、むちうちを受傷した子供に適した通院頻度に関するアドバイスをしたり、弁護士基準で算定した損害賠償を請求したりすることが可能です。
少しでも不安や疑問を感じた折には、弁護士への相談をご検討ください。

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