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子供が飛び出し事故に遭ってしまった!過失割合はどうなる?

弁護士法人ALG 執行役員 弁護士 谷川 聖治
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員

離れて歩道を歩いていたお子様が他の歩行者の方とぶつかりそうになり、ヒヤッとした経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。もし、お子様とぶつかりそうになった相手が歩行者ではなく、車やさらには大型トラックだったとしたら、お子様がどうなっていたか想像に難くありません。 子供は大人に比べると、小さくて視野も狭く、遊び等に熱中しやすいため危険察知能力が低いといえます。親でも予想だにしない動きをすることが多い子供は、「飛び出し事故」が最も多い年代です。 原則、飛び出し事故は被害者側にも過失(不注意)が認められます。ただし、被害者が小さな子供の場合、子供の代わりに親の監督責任が問われ、親の過失が認められることもあります。 責任割合ともいわれる過失割合は、1割変わるだけで賠償金の額が大きく変わるので、損害賠償請求において非常に重要です。子供が飛び出し事故に遭ってしまった場合は、速やかに弁護士に相談しましょう。弁護士に相談するべき理由を、以降詳しく解説していきます。

子供の飛び出し事故の過失割合の考え方

事理弁識能力

子供の過失相殺の特徴

原則、飛び出し事故は被害者側にも過失が認められます。過失割合に応じて被害者の請求できる損害額が過失相殺されることになるため、過失割合は示談交渉において争いになりやすいです。では、子供の飛び出し事故の場合、過失割合はどのように扱われ、どのように過失相殺されるのでしょうか。 「事理弁識能力」すなわち物事の善し悪しを判断できる能力が大きなカギとなります。次項では、子供の事理弁識能力の有無による過失割合の扱われ方について詳しくみていきましょう。

事理弁識能力のある子供の過失割合

子供に事理弁識能力があるかどうかは、道路交通法で定められている、幼児(6歳未満)と児童(6歳以上13歳未満)を境として決める傾向にあるようです。ただし、あくまでも目安であり、事理弁識能力の見極めには、成長の度合いや物事の理解力等、個人差が考慮されます。 事理弁識能力が備わったとされる6歳以上の子供が飛び出し事故を起こした場合、一定の割合で過失が認められます。ただし、幼児や児童については、子供であることを理由に修正要素がはたらき、大人の事故よりもおおむね5~20%程度過失割合が低くなります。

事理弁識能力のない子供の過失は?

では、事理弁識能力がないとされる子供つまり6歳未満の幼児は、過失が問われるのでしょうか。 実際、言葉もたどたどしく、歩き始めの小さな子供に対して責任を問うことは困難です。その代わり、飛び出してしまった子供の監督責任がある両親等に対して、過失が認められる可能性があります。監督責任のある者とは、両親の他に親族やベビーシッター等、「被害者と身分上・生活上一体の関係にある者」を指します。 事理弁識能力がないとされる幼児の飛び出しは、両親等の監督不十分による「被害者側の過失」として認められ、一定の割合で過失相殺されることになります。

ドライバーと子供の証言が食い違う場合

ドライバーと子供の証言が食い違う

ただでさえ争いになりやすい過失割合を決める際に、加害者であるドライバーと被害者である子供の証言が食い違ってしまうこともよくあります。特に幼児が被害者の場合、事故状況をうまく言葉で表現できないため、被害者側の主張が弱くなってしまう可能性があります。また、被害者が子供であることをいいことに、加害者であるドライバーは自身が有利になる主張をしてくるかもしれません。 そんなとき、加害者側の言いなりになって泣き寝入りしてしまうのではなく、子供に代わって親が真実を導き出さなくてはなりません。被害者が児童の場合は、事故に関する質問をわかりやすく根気強く繰り返し、子供の証言の一貫性から真実を主張していきます。また、被害者が幼児の場合は、事故現場の「道路状況」や「加害車両の損傷程度」、「目撃者の証言」等から、正確な事故態様を導き出すことが重要です。素人では限界もあるため、第三者の調査会社に依頼することも有用です。

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子供の飛び出し事故の状況別過失割合

信号機が設置されていない横断歩道の場合

信号機が設置されていない横断歩道

では、子供が飛び出して車と衝突した場合、相手方と争点となる過失割合は、事故態様によってどんな調整がなされるのでしょうか。ここでは「別冊判例タイムズ」において基準化されたものを参照していきます。 歩行者が飛び出して車と衝突した事故の場合、歩行者側の過失割合は、原則、横断歩道上の事故では5%、横断歩道以外の事故では10%の加算修正がなされます。これを踏まえて、歩行者が子供(幼児・児童)だった場合の過失割合をみていきましょう。 まず、信号機が設置されていない横断歩道上で、子供の飛び出し事故が起きたケースです。以下の表のとおり、基本過失割合は「歩行者0対車100」ですが、歩行者が飛び出して車と衝突した事故の場合は、歩行者に対して5%の過失が認められます。しかし、歩行者が幼児の場合は10%、児童の場合は5%の減算要素が考慮されるため、過失割合が実質「0」となります。

幼児の飛び出し 児童の飛び出し
歩行者 歩行者
0 100 0 100

信号機が設置されている横断歩道の場合

信号機が設置されている横断歩道

続いて、信号機が設置されている横断歩道上で、子供の飛び出し事故が起きたケースです。過失割合は、以下の表のとおりです。

歩行者と直進車 幼児の飛び出し 児童の飛び出し
信号機 歩行者 歩行者 歩行者
歩行者
信号変更なし
0 100 0 100
10 90 10 90
15 85 20 80
35 65 45 55
55 45 65 35
歩行者
信号変更あり
安全地帯がない場合
青→黄→赤 0 100 0 100
赤→青 5 95 10 90
青→黄→赤 15 85 20 80
黄→赤 15 85 25 75
歩行者
信号変更あり
安全地帯がある場合
青→黄→赤 15 85 25 75
黄→赤 25 75 35 45
歩行者と右左折車 幼児の飛び出し 児童の飛び出し
信号機 歩行者 歩行者 歩行者
歩行者
信号変更なし
15 85 20 80
15 85 20 80
15 85 25 75
0 100 0 100
15 85 25 75
35 65 45 55
歩行者
信号変更あり
赤→黄→青 0 100 0 100
赤→青 5 95 10 90

横断歩道付近や交差点以外の道

横断歩道や交差点以外の道

横断歩道付近や交差点以外の道路の場合とは、横断歩道が近くにない直進道路を思い浮かべていただければわかりやすいと思います。このような場所で、子供が飛び出したときの過失割合はどうなるのでしょうか。 横断歩道付近や交差点以外の道路の場合、基本過失割合は「歩行者20対車80」で、飛び出し事故の場合、歩行者に対して10%の過失が認められます。しかし、歩行者が幼児の場合は10%、児童の場合は5%減算されるため、過失割合は以下の表のとおりとなります。

幼児の飛び出し 児童の飛び出し
歩行者 歩行者
20 80 25 75

その他の過失割合の修正要素

日々発生している交通事故は、様々な態様があり、一つとして同じ事案はありません。そのため、事故態様によって加算要素・減算要素が考慮され、おおむね5~20%の過失割合が修正されます。以下、代表的な修正要素を紹介します。

【歩行者への加算要素】

幹線道路:道路の幅が広く車両が高速で走行するような通行量の多い道路のことです。歩行者は、車の動静により強い注意を払わないと危険であり、車は歩行者との衝突を回避する余地がかなり制約されてしまいます。

夜間・トンネル・濃霧:夜間かこれに近い状況下では、車からは前照灯の照射距離、角度、路面の乱反射、対向車の前照灯による眩感等により歩行者の発見が困難になります。

横断禁止の規制あり:横断禁止の道路標識やガードレール、フェンス等が設置されていて、横断禁止が容易に確認できる状況の場合です。

【歩行者への減算要素】

住宅街・商店街:スクールゾーンやオフィス街における通学・通勤の時間帯等といった、人の横断・通行が激しい状況の場合です。歩車道の区別がないような生活道路である場合も同様です。

集団横断・通行:集団登下校のような、外形的に見て容易にわかる集団で道路を横断・通行しているような状況の場合です。

車の著しい過失:酒気帯び運転や脇見運転等の前方不注意といった、車の著しい過失が認められる場合です。

重過失:酒酔い運転、居眠り運転、無免許運転といった故意に比肩するような過失が認められる場合です。

以上に加えて、渋滞車列や駐停車車両の間からの直前直後横断は、歩行者への加算要素となりますが、バスやタクシー等の乗降中の場合は車が注意しなければならず、減算要素にもなり得ます。

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子供の飛び出し事故 解決事例

粘り強い交渉の結果、過失割合を10%有利に修正できた事例

ここで、弊所にご依頼くださった案件で、お子様の飛び出し事故の過失割合を有利に修正することができた事例を紹介します。 その事例は、塾に通っていたご依頼者のお子様が、帰宅時に塾の目の前の道路を横断しようとしたところ、加害者の車と衝突したというものです。塾の出口付近には、他の車が停車している状態で、加害者側からはお子様の存在を確認することが難しい状況でした。 被害者であるお子様は大腿骨を骨折しましたが、幸い後遺症は残りませんでした。そこで主な争点となったのが、過失割合です。 相手方保険会社は、事故態様からお子様の飛び出しを理由に、一貫して過失割合は「加害者80対お子様20」であると主張してきました。ご依頼者様は、相手方保険会社が提示する過失割合に納得がいかず、弊所にご相談くださいました。 弊所にて事故の刑事記録を精査したところ、相手方保険会社の主張には、①本当に飛び出しの事情があったのか、②仮に飛び出しがあったとしても、加害者側が安全確認義務を怠ったのではないか、等の問題点があることを見出しました。 ご依頼者様と交渉方針について打合わせた後、過去の類似した裁判の調査を実施したところ、ご依頼者側に有利な裁判例を確認することができました。 相手方保険会社に探し当てた裁判例を提示し、粘り強く交渉を続けたところ、最終的に過失割合は10%有利に修正され、「加害者90対お子様10」となりました。その結果、80万円の損害賠償金額の増額に成功しています。

子供が飛び出し事故の過失割合に納得いかないときは、弁護士に依頼しよう

これまで、飛び出し事故の被害者が子供の場合の過失割合の取り扱われ方を紹介してきました。そこには、子供の事理弁識能力と親の監督責任が大きく影響しますが、正しい解釈をもって示談交渉に挑まないと結果的に損をしてしまう恐れがあります。 被害者側にも過失が認められる飛び出し事故のため、相手方は被害者が子供であることにつけ込んで、強引な過失割合を提示してくることも少なくありません。大切なお子様を交通事故から守ってあげられなかったという自責の念も重なり、泣き寝入りしてしまいがちですが、今度こそ守ってあげるという思いで正しい主張をするべきではないでしょうか。 弁護士は、豊富な経験と知識をもって、被害者の方々の味方となり相手方と交渉していきます。弁護士に一任することで、適切な損害賠償を受けられるだけではなく、お子様のケアに専念できるという何よりものメリットが得られますので、まずは相談してみることからご検討ください。

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