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胸椎圧迫骨折で要介護状態に。粘り強い交渉で一定額の将来自宅付添費を回収した事例

後遺障害等級:
8級相当
被害者の状況(症状):
胸椎圧迫骨折
争点:
将来自宅付添費
対応事務所:
横浜法律事務所
弁護士法人ALGに依頼した結果
賠償金 約720万円 約1,070万円 約350万の増額

事案の概要

歩行者対自動車の事故(道路を横断しようとした際の事故)で、歩行者は胸椎圧迫骨折の重傷を負いました。

歩行者は当時90歳を超えていたものの、事故前は健康で、日常生活も自分で遅れていましたが、事故後及び症状固定後は、ベッドからほとんど動けず、日常生活に支障を来たす状況になりました。

他方、自賠責の後遺障害等級は8級相当という結果でした。当初相手方保険会社から提示された賠償額は約720万円で、そこからの増額を目指すこととなりました。将来自宅付添費が認められるかが大きなポイントと考えられました。

弁護士法人ALG&Associates

横浜法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動および解決結果

依頼者(及びその親族)としては、事故前は日常生活を自ら送れていたのに、事故後はベッドから動けないような状態となってしまったことにより、自宅での付き添いが非常に負担の重いもので、その点を何としても認めてほしいという意向でした。

そのため、一般的な慰謝料の増額等はもちろん、将来自宅付添費についても計上し、最大限の交渉を試みました。従前の生活状況や事故後の生活状況を詳細に相手に伝えて交渉したものの、当初は、一般的に慰謝料が増額された程度の内容で、将来自宅付添費の点は全く認定はありませんでした。

後遺障害等級が8級であるという点からすれば将来自宅付添費はなかなか認定されがたいという状況でしたが、そこからも将来付添費を一定額認めてもらいたいという趣旨の交渉を重ねました。何度かやりとりがあり、1000万円弱までは賠償額は伸びましたが、そこで打ち止めという状況でした。

依頼者と協議し、訴訟又は紛争処理センターを利用することを先方に伝えたところ、相手方より、最後の一定額の増額の提示があり、その金額が約1070万円というものでした。依頼者としては、費目としては最後まで否定されたものの、実質的に、一定額将来自宅付添費が回収できたものと捉え、その金額で示談をすることとしました。

このように、費目自体は最後まで否定されたとしても、粘り強い交渉により、実質的には、一定額その費目の賠償金が回収できたということがあり、交渉が功を奏した事例でした。

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