交通事故に強い法律事務所へ弁護士相談|弁護士法人ALG

交通事故専属のスタッフが丁寧にご対応します

0120-979-039

相談受付全国対応

24時間予約受付・年中無休・通話無料

0120-979-039

めまいの原因はむちうち?!交通事故の影響とは

弁護士法人ALG 執行役員 弁護士 谷川 聖治

監修弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates 執行役員

交通事故被害者専用 相談窓口まずは交通事故の受付スタッフが丁寧にご対応いたします

0120-979-039

24時間予約受付・年中無休・通話無料

※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。

交通事故によるめまいで慰謝料はもらえるのか

めまいには2つの種類があります。

①定型性めまい(末梢性障害) 周囲がぐるぐる回ったり、壁や床が傾いて感じたりするような、回転感が特徴です。 眼振の方向に変化があり、症状は軽くても長く続く傾向にあります。

②非定型性めまい(中枢性障害) 視界が暗くなったり、浮遊感があったりするような、身体の不安定感が特徴です。 耳鳴りや難聴を伴うことが多く、比較的症状が重い傾向にあります。 様々な検査等を経て、めまいと交通事故との因果関係を証明できれば、慰謝料をもらうことができます。

交通事故でめまいが起こる原因

交通事故によるめまいには、いくつかの原因が考えられます。詳細は下記の各項目をご確認ください。

良性発作性頭位めまい症

交通事故の衝撃で、内耳にある重力を感じ取る耳石器から耳石がはがれ、回転感を感じ取る半規管に誤って入ることによって生じる回転性のめまいのことで、難聴や耳鳴りを伴うことはありません。 自然治癒することも多いですが、半規管内の耳石を取り出す浮遊耳石置換法と呼ばれる治療法があり、治るまでの期間は比較的短いといわれます。

外リンパ瘻(ろう)

交通事故の衝撃で、内耳の蝸牛窓(かぎゅうそう)や前庭窓(ぜんていそう)から外リンパ液が流れ出ることによって、平衡感覚や音を司る有毛細胞に障害が生じるため、めまいや難聴等が起きる症状です。安静にしていれば自然治癒することもありますが、症状が回復しない場合には、外リンパ瘻閉鎖術が必要になることもあります。

むちうち

交通事故での追突・急停車等の衝撃によって首に不自然な力がかかり、首の周辺の筋肉や神経が傷ついたことで生じる症状です。むちうちは傷病名ではなく、頚椎捻挫や外傷性頚部症候群と診断されるものにあたります。

バレリュー症候群

むちうち等首の損傷によって、自律神経(主に後頚部交感神経)が直接的もしくは間接的に刺激を受けて生じる症状で、めまい、耳鳴り、頭痛、脱力感、動悸、不眠等として現れます。しかし、自律神経の乱れによる症状は立証が難しく、明確な原因については解明されていません。

軽度外傷性脳損傷

交通事故により、回転加速度的な衝撃が脳に加わった際にびまん性軸索損傷等の脳損傷を負い、めまい、頭痛、耳鳴り、てんかん発作等の症状が現れることがあります。ここでいう「軽度」とは意識障害の程度のことで、決して症状が軽微であるわけではありません。 画像所見で明らかな異常を見つけることが難しく、様々な症状が現れるため、整形外科の他に眼科、泌尿器科、精神科、脳神経外科、リハビリテーション科等複数の科を受診し、詳細な診察が必要です。

脳脊髄液減少症

交通事故の衝撃で、脳と脊髄を覆う硬膜に穴が開き、通常、硬膜を満たしている髄液が漏れ出たことで硬膜内部の圧力が低下して、様々な症状が現れるケースをいいます。代表的な症状は起立性頭痛で、その他にめまい、耳鳴り、吐き気、視覚・聴覚障害等があります。 安静にして自然治癒を待ち、症状が改善されない場合は、硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)療法にて硬膜の穴を塞ぎます。いずれにしても水分を十分に補給することが大切です。

「めまいがする」というだけでは慰謝料はもらえない

めまいには様々な種類や症状があることを説明してきましたが、いずれも明確に診断するのが難しいことも多く、「めまいがする」という自覚症状だけでは慰謝料が発生しない場合があります。 慰謝料を受け取るには、めまいに付随する症状を含めて交通事故との因果関係を医学的に説明できるか、つまり後遺障害等級の認定を受けることができるかが重要となります。

めまいで後遺障害等級認定を受けるために

交通事故に遭った際、まずは整形外科を受診される方が多いかと思います。しかし、めまいの場合は内耳機能の障害である可能性が考えられ、CTやMRI等の画像検査だけでは原因が判明しないことがあります。ゆえに、医師にめまいの症状について詳細に説明・相談をして、耳鼻科で検査を受ける必要があります。 めまいの検査には、めまいの程度を調べる眼振検査が必須となります。 めまいが起きているときには、眼球に激しい揺れ(眼振)が生じています。わずかな眼振でも観察できるよう、特殊なメガネを使って、物を見つめた状態(注視眼振検査)、見つめない状態(自発眼振検査)、頭の位置を変えた状態(頭位眼振検査・頭位変換眼振検査)で眼振がどのように変化するかを観察します。

また、めまいが平衡機能障害を伴っているものであることも考えられるため、体のバランスを調べる検査も必要です。両足立ち(ロンベルグテスト)や片足立ち(マンテスト)をして、開眼・閉眼時の体の傾きを調べたり、指をさす方向(指示検査)や文字を書いたとき(書字検査)の傾きを調べたりします。 医師の指示に従って、上記のような例の他にも様々な検査を受け、めまいと交通事故に因果関係が認められることで、後遺障害等級の認定を受けることができます。

交通事故被害者専用 相談窓口まずは交通事故の受付スタッフが丁寧にご対応いたします

0120-979-039

24時間予約受付・年中無休・通話無料

※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。

めまいで認定される可能性のある後遺障害等級

後遺障害等級3級 生命の維持に必要な身のまわり処理の動作はできるが、高度のめまい、失調または平衡機能障害のために終身労務に服することができない状態。

後遺障害等級5級 著しいめまい、失調または平衡機能障害のために、労働能力がきわめて低下し一般平均の4分の1程度しか残されていない状態。

後遺障害等級7級 中程度のめまい、失調または平衡機能障害のために、労働能力が明らかに低下し一般平均の2分の1程度しか残されていない状態。

後遺障害等級9級 めまいの自覚症状が強く、かつ、眼振その他平衡機能検査の結果でも明らかな異常所見があり、一般的な労働能力は残っているが、就労可能な職種の範囲が相当な程度に制限される状態。

後遺障害等級12級 通常の労働をすることに差し支えはないが、めまいの自覚症状があり、かつ、眼振その他平衡機能検査の結果に異常所見が認められる状態。

後遺障害等級14級 眼振その他平衡機能検査の結果に異常所見が認められないものの、めまいの自覚症状があることが医学的に説明できる状態。

交通事故弁護士 TOPページへ

交通事故被害者専用 相談窓口まずは交通事故の受付スタッフが丁寧にご対応いたします

0120-979-039

24時間予約受付・年中無休・通話無料

※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。

弁護士法人ALG 執行役員 弁護士 谷川 聖治
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員
監修 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates執行役員
保有資格弁護士(東京弁護士会所属・登録番号:41560)
増額しなければ成功報酬は頂きません

交通事故事件の経験豊富な
弁護士が全面サポート

増額しなければ成功報酬は頂きません

弁護士費用特約を使う場合
本人原則負担なし※保険会社の条件によっては
本人負担が生じることがあります。

弁護士報酬:成功報酬制

  • 着手金0円
  • 相談料0円
  • 弁護士費用後払い

※死亡・後遺障害等級認定済みまたは認定が見込まれる場合

※事案によっては対応できないこともあります。

※弁護士費用特約を利用する場合、別途の料金体系となります。

交通事故弁護士 TOPページへ

その他後遺障害に関する記事

後遺障害後遺障害診断書の「自覚症状」の記入例や伝え方のポイント労災と自賠責の両方に後遺障害の申請をすることはできるのか後遺障害の基準となる手のひら大について解説いたします後遺障害等級の認定率について交通事故で腎臓に後遺障害が残ったら交通事故によるうつ病と後遺障害認定交通事故による脾臓損傷の後遺障害交通事故後の足のしびれと後遺障害交通事故による肋間神経痛と後遺障害交通事故で神経痛の後遺障害が残ることはあるのか後遺障害等級10級の慰謝料相場と等級認定のポイント交通事故で足切断した場合の慰謝料交通事故による動揺関節と後遺障害自律神経失調症と後遺障害認定交通事故で内臓破裂した時の後遺障害について交通事故で外傷性くも膜下出血になってしまったら後遺障害等級14級の慰謝料はいくら?症状や請求方法は?人工関節置換の後遺障害について後遺障害等級12級の慰謝料と認定基準について末梢神経障害を後遺障害として認めてもらうには交通事故で骨折したら | 慰謝料や後遺障害が残った場合について足の痛みの原因と後遺障害外貌醜状|交通事故で傷跡が残った場合の後遺障害等級と認定ポイントRSD、CRPSによる疼痛の種類と後遺障害等級全身打撲は後遺障害になるのか?緑内障における後遺障害と視野障害・視力障害の慰謝料骨挫傷は後遺障害に認定される?交通事故で聴力障害が発症した場合の後遺障害と慰謝料について後遺障害の併合とは|ルールや慰謝料への影響について解説ふらつきが続く場合の原因と後遺障害交通事故で腰部脊柱管狭窄症になった時の後遺障害腱板損傷と後遺障害パニック障害は後遺障害になるのかTFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷と後遺障害しびれの原因と後遺障害股関節唇損傷と後遺障害についてPTSDは後遺障害として認定されるのか?遷延性意識障害(植物状態)の後遺障害と慰謝料について胸郭出口症候群と後遺障害偽関節と後遺障害について後縦靭帯骨化症(OPLL)とは? 交通事故との関係について交通事故で関節に可動域制限が残った場合 | 後遺障害認定について交通事故によって家族が意識不明になってしまった場合にするべきこと肺挫傷と後遺障害について交通事故が原因による耳鳴りの後遺障害等級認定について運動障害になる原因と後遺障害等級車椅子が必要になった時の費用は相手に請求できる?交通事故後、吐き気が続いて気持ち悪い…後遺障害として認められるのか交通事故で腕が上がらなくなったら後遺障害等級認定されるのか?交通事故による握力低下と後遺障害の解説びまん性軸索損傷の解説│症状や後遺障害など交通事故による【麻痺】と後遺障害について交通事故後の腰痛の原因と後遺障害交通事故後の眼振と併発する傷病の後遺障害と慰謝料について半月板損傷の症状と後遺障害手のしびれで疑うべき後遺障害バレリュー症候群の治療法と後遺障害について脊髄損傷の後遺障害 | 後遺障害等級や慰謝料、逸失利益について交通事故の後遺症が残りそうだと診断された場合の対処法膝の痛みは後遺障害認定される?認定要件と慰謝料椎間板ヘルニアの後遺障害と認定に必要な因果関係嗅覚障害の後遺障害と慰謝料交通事故後に認知症を発症した場合の因果関係交通事故による後遺症の種類後遺障害診断書とは?有利に等級認定を受けるための基本を解説咀嚼の機能障害と慰謝料ストレートネックの症状と後遺障害・むちうちとの違い交通事故と頚椎ヘルニア|後遺障害認定のポイント腰椎捻挫の後遺障害|しびれが残る場合の慰謝料顎関節症の後遺障害と慰謝料|神経症状・開口障害高次脳機能障害の症状|後遺障害認定のポイント後遺障害が認定されない理由と異議申し立ての3つの方法について複視になる原因と後遺障害と慰謝料交通事故による頭痛の後遺障害と慰謝料|むちうちとの関係とは?交通事故で脳挫傷になってしまったら脳損傷の後遺障害|交通事故による症状について交通事故後のてんかんの後遺障害と慰謝料について交通事故で坐骨神経痛が発症した時の慰謝料と後遺症について交通事故で脳震盪になった場合の症状と慰謝料について交通事故で脳脊髄液減少症になった時の慰謝料と治療法、原因について交通事故で脳出血を起こした場合の慰謝料と後遺症について交通事故後に脳梗塞になった場合の慰謝料と因果関係について靭帯を損傷した場合の慰謝料と後遺障害認定のポイント