メール相談受付

お電話でのご相談受付全国対応

今すぐ電話相談

0120-790-073

24時間受付・年中無休・通話無料

相談受付全国対応

24時間受付・年中無休・通話無料

0120-790-073

複視になる原因と後遺障害と慰謝料

弁護士法人ALG 執行役員 弁護士 谷川 聖治
監修 弁護士 谷川 聖治 弁護士法人ALG&Associates執行役員
監修 弁護士 谷川 聖治
弁護士法人ALG&Associates執行役員
愛知県弁護士会所属。私たちは、弁護士91名、スタッフ159名を擁し(2019年1月末現在)、東京、宇都宮、埼玉、千葉、横浜、名古屋、大阪、神戸、姫路、福岡の10拠点を構え、全国のお客様のリーガルニーズに迅速に応対することを可能としております。

交通事故により複視になってしまったらどうすれば良いのでしょうか。 この記事では、交通事故による複視の後遺障害が残ってしまった場合についてご説明します。

交通事故による複視とは? 診断されたら?

後遺障害等級でいう複視とは、両眼で見たときに物が二重に見える、両眼複視をいいます。 正常に物を見るためには、両眼が同時に同じ対象物に向くことが必要です。しかし、(両眼)複視では、それぞれの目の網膜に結ばれる外界の像が重ならずにずれてしまうため、物が二重に見えてしまいます。複視は、次の3つの条件を満たす場合に後遺障害等級認定されます。

  • 本人が複視を自覚していること
  • 眼球の麻痺等複視の明らかな原因が認められること
  • ヘススクリーンテストにより、患側(障害のある側)の像が水平方向又は垂直方向の目盛りで、5度以上離れた位置にあることが確認されること

ただし、3のヘススクリーンテストの結果がなくとも、眼球の陥凹等の事情が考慮され、複視として、後遺障害等級が認定されることもあります。 また、片目だけでも複視が生じる単眼性複視という後遺障害もありますが、単眼性複視は運動機能障害ではないため、視力障害として評価されます。

病院で治療を受ける

ヘススクリーンテスト(ヘスコージメーター)という、機器を使って、指標を赤緑ガラスで見たときの片眼の赤像、他眼の緑像から両目の位置ずれを評価する検査を受けることが必要です。 治療としては、複視の原因や程度により異なりますが、緊急性のない場合には、まず保存治療を行い、その後改善が見られない場合に手術治療が行われます。

まずは交通事故専門の受付スタッフが
丁寧にお話しをお伺いいたします

交通事故被害者専門ダイヤル全国対応

0120-790-073

24時間受付・年中無休・通話無料

お電話でのご相談受付全国対応

今すぐ電話相談

24時間受付・年中無休・通話無料

複視の原因

交通事故による複視の原因には、次のようなものがあります。

眼窩骨折(眼窩底骨折)

眼球の周辺の骨である眼窩や、その下方にある骨の壁である眼窩底が骨折してしまうことをいいます。 眼窩底は特に薄い構造ですので、眼球に外側からの強い圧がかかると、眼窩内の圧力の高まりにより眼窩の下方が骨折します。 眼窩底骨折の症状には、眼球運動障害、眼球陥没等がありますが、その中のひとつに複視があります。 眼窩底骨折の治療としては、保存治療として眼球運動の練習を行い、2週間程度行っても症状が改善されない場合には手術を行います。手術では、薄い眼窩の骨欠損により眼球の位置が安定しない場合に、医療材料で骨欠損を再建します。

眼筋麻痺

眼筋麻痺は、眼筋を動かす6本の筋肉(内側直筋、外側直筋、上直筋、下直筋、上斜筋、下斜筋)や、それを支配する3種類の神経(動眼神経、滑車神経、外転神経)が麻痺し、両眼の眼球が同方向に向けなくなったことで起こります。交通事故による頭部外傷や脳腫瘍、脳出血等が原因となることがあります。 眼筋麻痺の原因は様々ですので、治療法も症状によります。治療としては、原因疾患の治療とともに、プリズム眼鏡による複視の軽減、また、手術による眼球の位置矯正を行います。

複視の後遺障害等級と慰謝料

複視の場合、入通院慰謝料の他、後遺障害等級認定を受けた場合には、後遺障害慰謝料を受け取ることができます。

請求できる慰謝料

等級 10級2号 13級2号
自賠責基準 187万円 57万円
弁護士基準 550万円 180万円

10級2号は、正面視で複視の症状を残すもの、13級2号は、正面視以外で複視の症状を残すものというように区別されます。

複視で後遺障害等級認定された場合の慰謝料の計算例

複視で後遺障害等級認定された場合、慰謝料はいくらになるでしょうか。 入院期間1ヶ月(30日)・通院期間6ヶ月(180日)・実通院日数90日・後遺障害等級10級2号の場合を例として計算してみます。

自賠責基準の計算例 自賠責基準の入通院慰謝料の計算は、入通院1日につき4200円の損害があったものと扱われます。計算式としては、「日額×入通院期間(入院期間+通院期間)」もしくは「日額×実治療日数の2倍」の、どちらか少ない方の計算式を利用します。 例の場合、「入通院期間210日<実治療日数の2倍240日」ですので、「日額×入通院期間」の計算式を選択します。 したがって、「入通院慰謝料=4200円×210日=88万2000円」 これに後遺障害慰謝料187万円を足すので、慰謝料は275万2000円となります。

弁護士基準の計算例 弁護士基準では、他覚所見のある複視の場合には、原則として赤い本(民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準)記載の入通院慰謝料別表Ⅰを用いて、入通院慰謝料を計算します。表によると、入院1ヶ月、通院6ヶ月の場合、入通院慰謝料は149万円となります。 そして、後遺障害慰謝料は550万円なので、慰謝料は699万円となります。

複視と交通事故の因果関係が認められた裁判例

ここで、複視と交通事故の因果関係が認められた裁判例についてご紹介します。 大阪地方裁判所 平成25年(ワ)第12791号、平成26年(ワ)第342号、平成26年(ワ)第4767号 損害賠償請求事件(甲事件、丙事件)、求償金請求事件(乙事件)

<事案の概要>

赤信号で横断歩道を横断していた歩行者3名(A、B、C)が、右手から交差点に進入してきたDの運転する車と衝突し、歩行者のうち2名が負傷し、損害賠償を請求した事案です。 本事故により、Aには、外貌醜状と複視、右上口唇の知覚低下(局部の神経症状)の後遺障害が残り、自賠責保険より併合8級の後遺障害等級が認定されました。 ここでは、複視について後遺障害等級認定されたAの後遺障害逸失利益・後遺障害慰謝料について記述します。

<裁判所の判断>

裁判所は、事故翌日のCT検査で、Aに右眼眼窩底骨折が認められたこと、「上方視時複視あり」と医師に診断されヘススクリーンテスト実施や眼球運動障害の経過観察の方針が立てられたこと、ヘススクリーンテストの検査結果は30度(5度以上のずれで複視と診断されます)で、徐々に改善しつつもなお複視が診断されていることを考慮すると、交通事故により複視をはじめとする後遺障害が生じたと判断しました。そして、自賠責保険の認定どおり、併合8級が相当であると認めました。 また、スーパーのレジ担当のパート勤務は接客業であり、外貌醜状と複視、神経症状といった後遺障害の影響を考慮すると、労働能力喪失率は20%であり、後遺障害逸失利益は、1005万3615円となるのが妥当だと判断しました。そして、後遺障害の内容・程度等を考慮し、後遺障害慰謝料は830万円が相当であると判示しました。 上記の金額を合計し、Aの後遺障害に関する損害賠償は1835万3615円であると認められました。

交通事故による複視でお悩みなら弁護士にご相談ください

交通事故により複視になってしまった方は、お辛い毎日を過ごされていることでしょう。視覚は感覚器官の中でも特に重要な器官ですから、視覚に問題が生じると、大変過ごしにくくなると思います。複視という後遺障害が残ってしまったら、治療やその後の生活のためにも、適正な賠償を獲得したいですよね。 そのようなときには、ぜひ弁護士へのご依頼をご検討ください。特に、医療知識の豊富な弁護士であれば、治療段階からアドバイスをもらうことができます。後遺障害等級認定では、治療内容についても認定材料となるので、後遺障害等級認定も視野に入れている場合には、ぜひ医療に強い弁護士にご相談ください。

交通事故事件の経験豊富な
弁護士が全面サポート

増額しなければ、
成功報酬は頂きません!※諸経費20,000円(消費税別)がかかります。

弁護士費用特約を使う場合
本人原則負担なし※保険会社の条件によっては
本人負担が生じることがあります。

弁護士報酬:成功報酬制

  • 着手金0円
  • 相談料0円
  • 弁護士費用後払い

※死亡・後遺障害認定済みまたは認定が見込まれる場合

※事案によっては対応できないこともあります。

※弁護士費用特約を利用する場合、別途の料金体系となります。

まずは交通事故専門の受付スタッフが
丁寧にお話しをお伺いいたします

交通事故被害者専門ダイヤル全国対応

0120-790-073

24時間受付・年中無休・通話無料

お電話でのご相談受付全国対応

今すぐ電話相談

24時間受付・年中無休・通話無料

関連記事はこちら

交通事故による運動障害と請求可能な慰謝料車椅子が必要になった時の費用は相手に請求できる?交通事故後の吐き気は後遺障害として認められる?交通事故による手首骨折と後遺障害について交通事故で腕が上がらなくなったら後遺障害等級認定されるのか?交通事故によるむちうちで請求できる慰謝料と相場、計算方法交通事故による握力低下と後遺障害の解説びまん性軸索損傷の解説│症状や後遺障害など交通事故による【麻痺】と後遺障害について交通事故後の腰痛の原因と後遺障害交通事故後の眼振と併発する傷病の後遺障害と慰謝料について半月板損傷の症状と後遺障害手のしびれで疑うべき後遺障害肋骨骨折の後遺障害と慰謝料バレリュー症候群の治療法と後遺障害について脊髄損傷の後遺障害と治療法について交通事故の後遺症が残りそうだと診断された場合の対処法交通事故における後遺障害の併合とは膝の痛みが原因の後遺障害と慰謝料下半身麻痺の後遺障害と麻痺の範囲と原因首が痛いときの傷病と後遺障害椎間板ヘルニアの後遺障害と認定に必要な因果関係嗅覚障害の後遺障害と慰謝料交通事故後に認知症が発症した場合の因果関係骨盤骨折の後遺障害と慰謝料について後遺障害の種類と部位別の後遺症解説交通事故の後遺症が残ったら後遺障害診断書をかいてもらうべき理由後遺障害等級が非該当で認定されない時にやるべきこと咀嚼による機能障害の後遺障害と慰謝料後遺障害逸失利益の計算方法と労働能力損失率後遺障害等級の認定申請方法|事前認定・被害者請求ストレートネックの症状と後遺障害・むちうちとの違い緑内障における後遺障害と視野障害・視力障害の慰謝料交通事故による頚椎椎間板ヘルニアの後遺障害について子供のむちうち|慰謝料と交通事故の対処法について腰椎捻挫の後遺障害|症状や慰謝料についてびまん性軸索損傷の後遺障害とMRIの重要性についてびまん性軸索損傷で請求できる慰謝料とは顎関節症の後遺障害と慰謝料|神経症状・開口障害片頭痛は後遺障害になる?むちうちとの関係とは鎖骨骨折による3つの後遺障害と慰謝料について高次脳機能障害で後遺障害9級認定の3つのポイントと慰謝料高次脳機能障害で後遺障害7級認定の4つのポイントと慰謝料高次脳機能障害で後遺障害5級認定の4つのポイントと慰謝料交通事故による高次脳機能障害高次脳機能障害|記憶障害をはじめとする8つの症状異議申し立ての方法|後遺障害等級の認定結果に納得できない方へ幼児が交通事故でむちうちになってしまったら交通事故後に頭痛が続くときに疑うべき後遺障害と治療交通事故で脳挫傷になってしまったら交通事故の同乗者がむちうちになった場合の慰謝料についてむちうちの症状固定時期と慰謝料の関係とは脳損傷の後遺障害|交通事故による症状について交通事故で、てんかんの後遺障害と慰謝料について通院頻度に注意が必要、むちうちで3ヶ月通院した場合の慰謝料額交通事故の被害で妊娠中にむちうちになった場合の慰謝料についてむちうち治療で必ず整形外科に行くべき理由交通事故のむちうちで主婦が受け取れる慰謝料の相場と休業損害について交通事故が原因で難聴が発症した場合の後遺障害と慰謝料について交通事故で坐骨神経痛が発症した時の慰謝料と後遺症について交通事故で脳震盪になった場合の症状と慰謝料について交通事故で脳脊髄液減少症になった時の慰謝料と治療法、原因について交通事故で頭蓋骨骨折になった場合の慰謝料と後遺症についてむちうちの慰謝料相場と後遺障害等級の認定基準交通事故で骨折した場合の慰謝料の相場と後遺障害について交通事故で脳出血を起こした場合の慰謝料と後遺症について交通事故で聴力障害が発症した場合の後遺障害と慰謝料についてめまいの原因はむちうち?!交通事故の影響とはむちうちの症状と関連する後遺障害等級認定について交通事故後に脳梗塞になった場合の慰謝料と因果関係について交通事故で靭帯損傷になってしまった時の慰謝料はどれくらいか?